野村監督の残した言葉に「念ずれば、花ひらく」

下記は弊社の取締役、安藤が書いた記事です。

何にチャレンジしてもすぐにやり方をマスターをして結果を早く出してしまう子を見ていると、みんな共通して

「体の内側から欲求が湧いて出ている」

という共通点があります。

「あれがやりたい!」

「これができるようになりたい!」

と。

自分の理想を持っていたり、ビジョンを持っている子は勝手に行動を起こしてゴールに向かって進むので、

我々のサポートなどほとんど必要としません。

内側から出る欲望・欲求こそ、成長の根源だと常々子供を見て思います。

ですから教育というものを考える上で、

どうやれば子供の能力を伸ばせられるか

よりも

どうやれば子供の「願望」を育てられるか、

という視点でいつも考えるようになりました。

やりたいことがない、という子に対して無理やり好きなことを見つけさせようと「何が好きなの?」と聞いても上手くいかないことが多くあります。

たいていそういう時、内向きな子は首をかしげてだまったまま。

好きなことがなかなか言葉として出てこない時、子供はやりたいことがないのではなく、

やりたいことを言ってはいけない、という思い込みを持ってしまっている場合があります。

過去に好きなことを周囲に言ったら、「それの何が面白いの?」「そんなことばかりやっているからだめなんだ」など否定された経験があり、

いつしか願望を持つことを放棄するようになった、というケースもあります。

私は全ての子供たちに、「自分の欲求、願望、願い、目標、叶えたいことは声を大にして言っていい」と伝えたいです。

昔ルーキーズというヤンキー甲子園マンガがありましたが、

野球を始めようとする不良少年が、信頼する川藤という教師の性格を表現する際に

「あいつ(教師のこと)は、俺が大統領になりたいって言っても多分笑わねーよ」

と不良仲間に伝えるシーンがありましたが、

自分の好きなことを受け入れてくれる、その価値を認めてくれる大人で囲まれていると、子供も夢や願いを持つことを恥と思わず、

積極的に願望を持つようになります。

子どもの成長を促してあげたいと考えた時、あれこれ教えようとする前に、

その子の価値観や大事にしていること、望んでいることをこちらも大事にしたいと思っていることを先に子供に伝えることから、

いろいろスタートするものだと考えています。

安藤のブログはこちら

https://note.com/yusuke_ando25