子供のお金に対する学びは、
「正しい金銭感覚」
早ければ早いほど良い!
日本はお金の学びが全然できていない!
とよく話題にのぼりますが、なかなか解決策が見えてきません。
私もどうやって子供たちに分かりやすく学べるように工夫できるかは1つの課題です。
お金に関する子供の教育をネットやいくつかの参考文献を読んでも
①お小遣いの範囲を決める
②使ったら管理を一緒にする
③使い方の線引きをする(学校で使う文具は親が買うなど)
④使い道に口を出さない
⑤郵便局、銀行の利用の仕方
まとめるとこんな感じてす。
また、
お金に関する学びで何を学んで欲しいのか?
「正しい金銭感覚」
「お金に関する正しい知識」
これがほとんどです。
何か違和感を感じます。。。
勿論、上記二つはとても大切なことだと思いますが、
「正しい金銭感覚」とは育ってきた環境によって教育てまきる幅が大分異なります。
日本や各国のマーケットや物価についての対応であれば習わなくても自然と体に染み付いていきます。
ここで言いたいのは「無駄遣いをせずにお金に横暴にならないように」ということかな?と思うのですが、
この手の話になると物を大切にしようとかそっちの話になりやすい、、、
と話しが空中分解をよくしますので、戻すと
やはり、「正しい金銭感覚」は育ってきた環境によって教育てきる幅がかなり異なります。
もう1つの
「お金に対する正しい知識」これは一体何を指しているか?漠然としすぎています。
お金に関する教育で何を学んで欲しいのか?
恐らく本当は、
「お金の利用の仕方」
ではないでしょうか?
お金に振り回される人生でなく、
お金を人生の1つのツールとして上手に利用できること。
「お金の利用の仕方」にはいくつかに分類されます。
「消費」、「浪費」「貯蓄」、「投資」
の4つだと思います。
※貯蓄は投資ととらえる場合もありますが、現代において金利が投資に値しないので分けて考えています。
子供がお金を利用したときに分類分けが難しいのは、「消費」と「浪費」と「投資」です。
例えば、
①ノートに字を書きやすいボールペン。勉強にストレスなく取り組むことができるので購入しよう。
②ノートに字を書きやすいボールペン。勉強にストレスなく取り組むことができとても集中できる。
このボールペンを1ダース買えば1個50円の割引で買えるから友達に定価で譲れば600円自分のものになる。
これら二つの例は、「消費」「浪費」「投資」のどれでしょうか??
これは家庭の見解によって異なりそうですが、
投資の意味として国語辞書では、
1 利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。「土地に投資する」「若いピアニストに投資する」
2 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。
とありますので、この意味で捉えると
①②両方とも「投資」と考えることができます。
お金の使い方を学ぶ上で大切なのは、この分類を意味を成して分けることができるかが1つのポイントになるかと思います。
また、「投資」の概念を教えるのはとても難しく、子供時の教育として明らかにしてくれているものはありません。
恐らく子供のお金教育で違和感があるのは、この「投資」の概念を教えることができない、特に利益を得る目的の部分が、いわばブラックボックスになっているからだと考えます。
この投資の教え方についての考えを次回の記事にしたいと思います。