2020年からプログラミングの必須化が始まりますが、英語の大学共通テストの混乱と同様に不安視される声が現場から出ているようです。

2018年に全国の自治体を対象に文部科学省が“プログラミング教育実施に関して教育委員会などが抱える課題”を聞いたところ、「人材不足」が9割、「情報不足」が8割、「予算不足」が8割、「何をすればいいかわからない」が5割という回答結果となりました。教育現場からは「不安」の声が聞かれています。

というように導入に際してわかりきっていたことですが、我々親世代の期待が徐々に現実的に膨らみはじめ、現場があたふたしはじめたのでしょう。

問題は、文部科学省が下記のように打ち出したことだと思います。

「プログラミング」という教科は無く、算数・理科などの授業中に「プログラミング」を取り入れるとしていて、その取り入れ方は各自治体の判断に委ねられるということです。

これは世に言う無茶振りってやつです笑

「何をやればよいかわからない」5割
これは切な問題で実際プログラミングの目的を理解して授業をできる先生は5割以上はいると思いますし、教育委員会も頭を抱えていると言います。

ある自治では以前にプログラムに携わっていた退職した方々や主婦の方々を講師に招き入れ、人材・情報不足と授業内容を補おうと努力しているところもあるようです。

しかし、上記のような問題解決をすることが先行してしまい、本質であるプログラミングを通して「論理思考を学ばせる」ことから遠く離れてしまいそうな気がします。

もちろんAIに触れるだけでも勉強になりますが、家庭でもスマホやタブレットができるご時世であまり意味はありません。

プログラミング教育が落ち着くのは恐らく5年くらいはかかりそうですね。

大学入試にも情報という科目が追加されるなか、我々親はどのように子供に対してプログラミングの本質を理解して触れさせてあげるか考える必要があります。

もう少し文部科学省が教育委員会への指導を強化して欲しいDASH!