2019年度 サバイバルキャンプ
 
開催場所:パオス野外研究所(群馬県赤城)
 
今年も普段は貸出をしていないパオスさんにお世話になりました。
 
Pebyのキャンプは「サバイバルキャンプ」と名前の通り、サバイバル=困難(災害や遭難など)な状態から何とか生き残ることを目的としています。
 
 
このキャンプでの困難は、、、
 
①お母さんお父さんがいない
お母さんお腹減った!と言ってもご飯は出てきません。
荷物が重くて疲れたー!と駄々こねても助けてくれる人はいません。
テントで寝るとき石で背中が痛い!と言っても取り出してくれる人はいません。
つまり、普段ヘルプを出したり駄々をこねれば手伝ってくれる人はいないので自分で何かしらを考えて行動するしかありません。
 
②「何とか」生き残る、、、
この「何とか」が大切です。もちろん普段やっていないことをやるので上手くはいきませんが、都度、自分で考えて行動し、自分の心と折り合いをつけていきます。この時こそ、子供が成長をするとても眩い瞬間です。
 
Youtubeやゲームがなく大自然のなかでどう遊ぶのか?
手が炭だらけでなかなか落ちないけどどうすれば良いのか?
夜トイレに行きたいけど怖くていけないのをどうすればよいのか?
嫌いな食べ物がでたけどお腹すいてるし他に食べ物はないからどうすればよいのか?
ペグを打ち付けたいけどトンカチがないからどうすればよいのか?
着替えがなかなか見当たらないけどどうすれば良いのか?
と様々なシーンがあるのですが、
これらを「何とか」するんです!
というより何とかするしかないんです!

このような環境を作り出せるのは、自然の中でのキャンプが一番だと考えます。
引率するスタッフも非常に重要です。
スタッフは子供からすると唯一自分を助けてくれる、駄々こねれば言うことを聞いてくれるかもしれない大人です。
ちょっとした声かけや行動一つで子供の成長の瞬間の芽を潰してしまいます。
 
例えば、
良くある例
子供「先生!ペグを打ちたいんだけどトンカチがないよ!」
先生「あそこにあるじゃん!」
先生「順番待ちなよ!」
とある程度の答えを教えてあげます。
Pebyの場合
先生「そうなんだ!!じゃあテントできないから寝れないじゃん!!」
子供「、、、、、、」
先生「ペグ打つのってトンカチじゃなければいけないのかな?」
子供「え?!」
子供「そっかー石で叩いてもいい??」
先生「おーいいアイデアだね!!」
 
というように引率の先生(大人)によって、子供の成長が変わります。
 
これらのやり取りや発想は、社会にでてよくある光景かと思います。
今の社会では自分で考えずに何でも聞く。
自分で決めないので人のせいにする。
アイデアがないだけなのに社会情勢(マクロ)のせいにする。
 
つまり、
問題解決能力(いまある環境の中)
論理的思考
コミュニケーション能力
創造からアウトプット
 
これらの要素がキャンプには詰まっています。
 
当スクールは非認知教育を推奨しておりますので、キャンプは子供の成長にとって絶好のイベントとなります。
 
夏は子供の死亡事故が多くニュースで取り上げられ悲しい気持ちになります。
ただ、勇気を振り絞って参加をさせて頂いた保護者の皆様
弊社のプログラムを安全に効率よくサポート頂いたパオススタッフの皆様
 
 
ありがとう御座いました!