先日ニュースになりました、

米ジョージア州アトランタのモアハウスカレッジで19日、卒業式のスピーチに登場した億万長者の投資家ロバート・スミス氏が、卒業生約400人の学生ローンは自分が全額返済すると申し出て、拍手喝采を浴びた。同カレッジは伝統的に黒人学生が通っている。
卒業生を前にスミス氏は、「この国で暮らしてきた私の家族8世代を代表して、あなた方に少しばかり燃料を注入しよう」と述べ、同カレッジの学生ローン負担を取り除くため、助成金を創設すると発表。「今後も全クラスに同じ機会を提供しよう。全員がアメリカンドリームのチャンスをつかめるように」と語った。
同カレッジのデービッド・トーマス学長によると、卒業生396人のローンを返済するために必要な金額は最大で4000万ドル(約44億円)。「借金を抱えていれば、世界の中で出来ることの選択肢は狭まる。(スミス氏の贈り物は)、夢や情熱を追求できる自由を学生たちに与えてくれる」と申し出を歓迎した。 

 

これには本当に驚きです。

 

この「寄付」という行為自体、日本ではあまりされない行為ですよね。

平成17年の内閣府の調査だと個人で寄付している金額が、

日本:約2200億円 アメリカ:約23兆円 と100分の1も差があることがわかりました。

 

東日本大震災の時でも個人で100億円を寄付したのがソフトバンクの孫さんだけで、その他の方は10億クラス。

先日のノートルダムの火災への寄付では、200億、300億と個人の寄付があります。

これは、日本の税制度(中央集権型)とアメリカの税制度の関係があるようで、一長一短があります。

ここでは税制度には触れません。。。

 

上記の「借金を抱えていれば、世界の中で出来ることの選択肢は狭まる。(スミス氏の贈り物は)、夢や情熱を追求できる自由を学生たちに与えてくれる」

デービッド学長の捉え方も素敵だなと思いました。

 

「お金」ここでいう「教育費」が少なからず、「夢」を追求できる足枷になっているという事実を言っています。

日本で有名なのが、医者や看護師の大学に入学する際に、授業料を大学が肩代わりして卒業後にその大学病院で何年か働いて返済していくという制度がありますよね。

 

この考え方は非常に現実味があります。

親の経済力で子どもの将来が変わる。親の教育への取り組み方で子どもの将来が変わる。この現実にとてもリンクします。

 

先日のブログで幼保無償化になると記事を書きました。

これは、ある意味日本国から個人への寄付金です。(中央集権の為、国から分配される)

この寄付金をどう親が使うのかが非常に見所です。

 

国の「願い」としては、その分を子どもの教育費に企ててほしいということだと思いますが、

無償化になった、ラッキー!生活費に充てられる!という家庭が多いのではないかと、、、勝手に想像しています笑

 

幼保無償化になるということは、早期教育ができるということです。

是非、子どもの早期教育にも少しだけでもいいから使ってあげてほしいなと個人的に「願い」ます!