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問い合わせたこともないピアノ教室に
学校帰りに立ち寄って
体験レッスン的なことをさせてもらってきた小3娘。
しかも「この先生のところでならピアノを続けたい」
と思ったらしい。
お友達のAちゃんが
「今日私のレッスンについて来る?」
と誘ってくれたそうですが、
私からすれば
「いやいや、物事には順序ってものがあるでしょ!」
と思ったわけです。
まずはどんな先生か、
そもそも現在生徒さんを募集されているのか、
レッスン枠に空きがあるのか、
それよりまず教室の場所はどこ?
などなど、検索してもわからなかったので
Aちゃんのママから教えてもらおうと思っていたことがたくさんあって、
その上で問い合わせをし、
もしよければ体験レッスンをお願いする、
という流れが私の頭の中にはあったわけですが、
娘はそれらのことを全部すっ飛ばして
いきなり一人でお邪魔してきてしまいました
しかも今まで通っていた教室は
まだ正式に退会が受理されたわけでもなく、
レッスンも発表会も残っていました。
発表会が終わったら少しの間ピアノから離れて、
またやりたくなったら先生を探して
体験レッスンを受けてみれば良いと話していたのに、
ピアノから離れるどころか
ダブってるやんか〜
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というわけで、とにかく新しい先生(B先生ということにします)
にお電話して
突然お邪魔したことをお詫びしました。
私はB先生のことを存じ上げていなかったのですが、
なぜかB先生は私のことをご存知で、
「村上先生のお嬢さんなんですよね」
と恐縮されてしまいました。
そして娘が〇〇コースにいたのなら
「うちなんかに来るとレベルが下がってしまうと思うので
他の先生をご紹介しましょうか?」
とおっしゃいました。
いえいえ何をおっしゃいますか
〇〇コースではついて行けておらず、
もっとのんびりやりたいそうなので
ご迷惑でなければお願いしたいのですが・・・
「ではお母様が教えられてはいかがですか?」
・・・んー、それもやっぱり親子だと難しいんですよね。
「わかります、私も母がピアノの先生でしたので
同じことを言っていました。」
そうなんですか
B先生によると、先生は幼い頃お母様と一緒にいたくて
ピアノをやると言ったところ、
「しかるべき」先生のところに連れて行かれて
悲しい思いをされたとのこと。
なんと!
私は自分の親が音楽家ではなかったので
娘の気持ちが100%理解できないのですが、
B先生ならピアノの先生を親に持つ子の
気持ちがわかっていただけるのでは、
と思いました。
そこなんです。
娘は自分のことを生徒としてというより
一人の人間として成長をまるごと見てくださるような
先生を求めていたのです。
私が子供の頃は、
「先生は絶対的な存在」
の場合が多かったので、
「先生と合わないから教室を変える」
などという感覚すらありませんでした。
今でも大手音楽教室へ行くと、
レッスンの曜日や会場、コースによって先生は決まっているので
生徒の側からは選べません。
でも個人の教室だと選べちゃうのです。
そこで敏感な娘は
前の先生とは違う、B先生の良さを感じ取ったのだと思います。
結局B先生は改めて(私も同伴で)体験レッスンを
してくださることになったので、
もう一度音楽教室のほうへ出向いて
退会届を受理していただきました。
最後のレッスンには私もご挨拶に伺い、
発表会までなんとかがんばらせます、
ということで
これまで教えていただいたことに対して感謝の言葉を述べ
途中で退会することに対して平謝りしてきました
(いや、別に謝ることではないのですがなんとなく申し訳なく思って…)。
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これでとりあえず退会が決定し、
あとは残り1週間発表会の曲だけに集中するだろうと
思っていました。
ところが、私が声をかけても娘は練習しません
もう最後のレッスンから数日はピアノに触れてもいません
私はと言えば、
グループのお友達に
これまで仲良くしてくれてありがとうという気持ちを込めた
ちょっとしたご挨拶の品を買いに行ったり、
私とも仲良くしてくれたそのグループのママたちに
事情を説明するLINEのやりとりをしたり、
と何かと忙しく動き回っていたのです。
なのに、
娘は完全にボイコットしている状態で
ピアノに近づこうとしません
もう小言を言っても聞かないだろうと思い、
発表会までカウントダウンの間
本当にほったらかしにすることにしました。
恥をかくならかけばいい。
私のために発表会に出るわけじゃないんだし。
これも勉強になるだろう。
でも私も娘に何と言えば良いのかわからなくなっていましたし、
どうすればいいのか、親として
自信も無くなっていました
そんな感覚で迎えた発表会前日の夜、
主人が娘に声をかけました。
「ビデオ撮りたいからドレス着て弾いてみて」
娘はパパに言われて
やっとこさピアノに向かいました。
そして私も息子もみんなが見ている前で
久しぶりに弾いてみたのです。
そしたら、
何の曲かわからんやろ〜
というくらい、崩れていました。
当たり前ですが、
ピアノのことが全くわからない主人ですら
「俺でもわかるぐらい弾けてへんな」
とこぼしました。
さぁどうする?
続きは次回をお楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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