いつもお読みいただきありがとうございます。
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今日はこのオーディションに同行してきました。
オーケストラの団員募集が発表されると
1名の枠に日本中からすごい数の
応募があります
今日はクラリネット2番奏者(首席の次)のオーディションに
最低50人は集まりました。
もっともっと高い倍率の時もあります
課題曲として
モーツァルトのクラリネット協奏曲
全楽章(演奏時間約30分)
を用意しなくてはなりません。
伴奏者も自費で連れてこなくてはなりません
それ以外にも
オーケストラ・スタディと言って
オーケストラのレパートリーの中から
その楽器(今回はクラリネット)が受け持つ
重要なメロディなどを抜き出したもの
(曲の一部分)をいくつか事前に渡されています。
そして当日受付のときに
モーツァルトの演奏範囲(○○小節から○○小節まで)
とオーケストラ・スタディの指定(〇番と〇番)
が知らされます。
受付が済んだら、演奏順を決める抽選。
その順番で受験者たちはウォームアップの部屋に案内されます。
その間私たち伴奏者は放置
薄暗いホールのロビーで
静かにじーっと待つこと1時間弱。
眠たいったらありゃしない
いかんいかん、
居眠りしてる場合ではない
お茶を飲んだり飴をなめたりして
アタマを目覚めさせたら
私も係りの人に呼ばれて
ホールの入口へ。
そこでお相手も誘導されてきて私と合流。
クラリネット2種類(A管とB管というのがありますを)組み立てて
いざホールの中へ。
入ってみると、
カーテン審査でした。
受験者の姿が一切見えないような
壁
が作ってあって、その向こうに審査員がいるのですが
こちらからも何にも見えません。
その昔私はこのオーケストラのホルンのオーディションに同行したことがありました。
その時は審査員と受験者は丸見えの設定でした。
そして演奏後
正団員の人に
「僕の伴奏してくれませんか?」
とスカウトされたことがありました
あ、話が脱線してしまいました。
私たちが演奏を始めて、
ホールの響きやピアノの感触、
お相手の調子などがだんだんクリアになってきた
その時
チーン
とベルが鳴ってハイ終了
えっこんだけ?
時間にして約1分30秒。
「○○小節まで」と言われていた範囲までまだ到達してないのに。
オーケストラ・スタディも演奏させてもらえず、
あっけなく終わりました
私が伴奏したもう一人のお相手も同じこと。
30分もかかる曲を練習してきたのに、
私のお仕事も
1分半を二人分弾いて
これにて終了
夕方になって結果が知らされました。
1名だけ明日の本審査に進むそうです。
ひ、ひとりって、
オリンピックの決勝戦でも最低二人は残るでしょうに
なんと無情な
でもプロオケのオーディションなんて
こんなもんです。
みなさんこうやって
いつか正団員になれることを目指して
日本中のオーディションを受けまくっているのです。
私のお相手たちも次のオーディションを目指して旅立って行きました。
いかがでしょうか?
プロのオーケストラが
いかに厳選されたメンバーで構成されているか
伝わったでしょうか?
私も伴奏を通してこんな世界を経験するのが
なかなか刺激的でスリル満点
でも結構疲れました。
ということで本日も
最後までお読みいただきありがとうございました。
教室紹介動画が3本できました。
よかったら見てくださいね
3本目 (英語です。さらにご注意ください)
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