昨年2匹の兄弟猫を家族として迎えてくださったN様から相談が来ました。
2日前から夜になると、マンションと線路の間辺りで子猫の鳴き声がすると。
電車が通った後に大きな声で鳴く子猫。
これを見た時にゾッとしました。
右側の植え込みの向こうに見える電車の灯り。
もうすでに心は、保護しないと危ないになっていましたが、保護する場所がない
N様にお願いしたところ、一時預かりなら出来るし、猫がとても好きなお友達が、ウイルスチェックで問題なければ飼うと言ってくれてるというので、早速捕獲器を持って、副代表と行ってきました。
場所は隣のさいたま市で、車で30分ぐらいのところ。
夜10時到着を目安に家を出ましたが、行けば行くほど雨が強く、これは大丈夫なのか⁉️と、不安な気持ちにもなりました。
到着後、子猫を1度見かけたという場所へ案内されました。
昨日も少し遠いところから鳴き声がしたという娘さんの言葉に、まだいる事を確信しましたが、こちら側に出てきてくれないと保護は難しい…。
しかも雨も降っているとなると、止むまでは無理かと判断し、しばらく車で待機する事に。
バタバタしていて晩ご飯を食べていなかった私たち。
ファミマで食料を買い込み、車で食べながら待つ事になったのですが、車に戻ると子猫の鳴き声が
まさか線路を渡った⁉️😱😱
でも、たしかにさっきはこの緑の茂み辺りで声がしていたのに、そのあとは遠くから、しかも響いているような鳴き声。
この時少しパニックでした(笑)
さっき電車2本通りましたけどって😱
鳴き声が響いてることから、おそらく反対側のマンションのところにいると副代表が判断し、この歩道橋を渡って線路の向こう側へ。
大正解でした!
マンションの雨がかからない場所に子猫がいました
でも私たちを見て室外機の下に逃げ込んだので、ひとまずそばに捕獲器を設置して、さてどうやったら入ってくれるかな⁉️と思った時には自分から捕獲器へ(笑)
踏板を踏む前に、手で捕獲器の扉を閉めちゃいました😆
その時の後ろ姿(正確には捕獲器に消えていく尻尾)からは、これ以上お腹ペコペコはいやだ絶対幸せになるんだと子猫の意思が伝わってきた気がしました。
まだ生後2ヶ月ぐらいの子猫で、心配していた猫風邪はないようで顔もとてもきれい。
そのままN様に、今日病院へ連れて行っていただいてます。
無事保護した安堵感に浸りながら少し冷えたコーヒーを飲み、食べられなかったおにぎりを食べながらの帰り道。
電車の音が怖くて、通る時に近寄らないだろうとも思いましたが、予測不能な行動をするのが猫ですし、フェンスギリギリのところを通って行った京浜東北線の車両が忘れられず、まだドキドキしていました(笑)
外で暮らす猫たちに危険はつきものです。
こうしてる間にも人知れず消えていく命はたくさんあり、今回救えたのはその中のたった1つだけど、とても重いたった1つの命です。
TNRにしても、毎年保護する子猫の数だけをみると、正直減ってきてるという実感は全くありませんが、着実に減ってきている事を信じ、それを積み重ねていくことが大切ですよね!
猫の保護やTNR、目の前にある事を一つ一つ解決していかなければと思います。
夜中になるのを覚悟してましたが、0時までには帰宅する事ができました。
お疲れ様でした