<名前の漢字の読み方>  

  1)名前の漢字の読み方で特殊なものは一種の当て字か? 

今ではどうしてそう読むのか分からないような読み方も多い。名前独自の読み方のことを「名乗(なのり)」という。そこからすると、「名乗」は「当て字」であると、と考えることもできる。しかしよく考えてみるとこの「当て字」なるもの自体が、実は定義がはっきりしない 日本語の中での漢字の読み方は非常にアバウトで、特に名前では、その特徴が強く表面に出てくる傾向にある 。 

 

  2)名前で音読みと訓読みが混じった読み方 

1字めを音読み、2字めを訓読みする読み方を「重箱読み」、その逆を「湯桶(ゆとう)読み」という。江戸時代を中心に表れる。  

          例:智美:ともミ(音+訓)、晴奈:はるナ(訓+音)  

 

  3)名前をわざと音読で言うわけは? 

「有職(ゆうそく)読み」という。政治家など、”公人”の呼称や、作家が訓読みの本名を音読みに変えてペンネームとしたり。また名前の正しい読み方がわからないとき、音読みで読めば失礼に当たるともいわれる。  

          例:伊藤博文(ひろふみ/はくぶん)、徳川慶喜(よしのぶ/けいき)    (おわり)

〇中国語は不思議 (橋本陽介著)

 ・昔の中国語の発音 <例>「海/漢/寒」 : 音読みでは、「kai/kan/kam」、現代中国語では、「hai/han/han」となる。”k”が”h”と対応 。

・漢字音が伝わってきたころの古代日本語には、まだ”ハヒフフェホ”の音がなかった。(パピプペポ、またはファフィフフェフォだった)ので、比較的発音の近い”カ”行で写していた。”h”の音は”k”や”g”と発音の仕方が近い 。

・この変化が起こったのは、清のはじめころ、すなわち400年位前のことと推定される。(中国的には)比較的、最近起こった変化であった 。

 

〇漢字の構造 (落合淳思著)

 ・古代中国と漢字の歴史

 ・漢字の成立 

・形声文字 : 形声とは、おおまかな意味を表す部分である「意符」と、発音を表す部分である「声符」を組み合わせる方法だ。                (おわり)

(コーヒ・ブレイク小話:”全国の〇〇川・河さん集合!”の情報です)

 あなたの名前ありましたか? 1172件内 (な~ひ) 

な :直川 中井川 中川(河) 仲川(河) 長川 永川 長瀬川 中津川 長津川 中手川 仲手川 中戸川 仲戸川 中野川 永野川 中見川 中三川(河) 中上川 仲見川 仲三河 流川 奈川(河) 菜川 名川 椰川 奈次川 那次川 那須川 名須川 奈須川 茄子川 名高川 夏川 撫川(河) 名取川 七川(河) 何川 名主川 竝河 奈比川 鍋川 並川(河) 波川 南美川 浪川 涛川 濤川 名女川 長面川 滑川 奈良川 成川 鳴川 成子川 成瀬川 名和川  

に: 牲川 贄川 二井川 新井川 鳰川 二川(河) 仁川 渾川 濁川 西川(河) 西中川 二出川 蜷川 庭川  

ぬ: 糠川 額川 布川(河) 沼川  

ね: 根川 練生川  

の: 能川 野川(河) 埜川 能登川 野々川 延川 乗川 法川  

は: 佩川 配川 灰川 佩川 羽川(河) 萩川 伯川 箱川 橋川 走川 蓮川 長谷川(河) 馳川 枦川 糖川 沙魚川 畑川 畠川(河) 織川 幡川 旗川 秦川 端川 蜂川 初川 初瀬川 花川(河) 華川 羽根川 土生川 士生川 浜川 濱川 早川(河) 速川 鮠川 林川 早瀬川 払川 祓川 原井川 原川 張川 針川 梁川 播川 榛川 春川 治川 半川 

ひ: 東小川 東川(河) 東十川 東中川 檜川 樋川 肥川 比川 日川 桧川 氷川 斐川 備川 彦川 久川(河) 菱川 聖川 肱川 秀川 日名川 日野川 火ノ川 姫川 冷川 日矢川 平川(河) 日留川 比留川 肥留川 尾留川 昼川(河) 蛭川 広川(河) 廣川(河) 弘川  

<地域特有の名字> ①”長谷川”以外の”はせがわ”さんに、”馳川”、”沙魚川”さん。②読み方で濤川(なみかわ)、名女川(なめかわ)、行川(なめかわ)、牲川(にいかわ)、贄川(にいかわ)、鳰川(にかわ)、渾川(にこがわ)さんも。  (おわり)