ちょっと気になる統計がありました。
今年に入りマイナス金利になったことは
皆さんご承知かと思いますが、
いま貸家(アパート等)の着工件数が増えているようです。
その数35,000戸超。。。
空き家は増え続けているのに
貸家が増え続ける状況。
伊東の感覚からすると
空いているなら貸した方がいいのに、
と考えてしまいます。※伊東市も限界が近づいていると思いますが。
背景には、
銀行がかねてからの相続対策に更に注力し
資産家向けにアパートローンなどをすすめているようです。
人口は減り、住宅の需要は明らかに必要ないのに
貸家まで増えるって。。。
ちょっと異常な感じがします。
賃貸経営は長期の投資のため、
初期段階よりも中期(10~15年くらい?)
の予測が一番大切だと考えています。
わかりやすい例では、
伊東市の戦略では、
伊東市の人口は平成37年に61,000人前後になるようです。
行政のデータですので、
もっとリスク高で考え60,000人前後とすると
10年間で1万人の人口が減る予想です。
賃貸の需要も減ります。
また相続が発生することにより、
空き家や土地が動き、
土地には新しいアパートや貸家が建つかもしれません。
土地は普通に売ってもなかなか売れないので、
業者が買い取り、
相場よりも低家賃で貸し出す賃貸物件を建てるかもしれません。
そうすると新築している物件や築後1~3年程度の物件は
借入状況から家賃を落とせず、
10年後空室リスクがかなり高くなるかもしれません。
※あくまでも個人的な予想です。
調べれば調べるほど、考えれば考えるほど、
リスクが顕著化していくのが恐いくらいです。
40になるまで、あと6年と4ヶ月。
今から準備しないと
絶対に間に合わないような気がして、
気ばかり焦りますが、
こういう時代こそ
石橋を叩いて渡る勇気も必要なんだと思います。
1,2年前の方が、まだ景気が良かったことをかなり実感する今日この頃です。