独り言で一人会議。 | 生野区南巽の元高槻かわむら歯科院長の元気の出る!ブログ

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僕は結構、独り言を言うと。感情的にしんどいとか眠いとかもありますが、
今何をしないといけないかの整理の為にも。言葉にするって大事で、喋る自分と
聞く自分がいる訳で、頭で考えるのと違って、二つのことをすると。

特に一人の時。仕事の合間とかもそう。僕ら歯医者は基本的に何でも自分でしないと
いけないだけに、企画会議がない。勿論、スタッフとはできますが、同じような
立場じゃなくて、僕らは指示を出したり、こう言う風にしたいけどどう思うという
全体的な仕事の流れでは相談できるが、今後の方針であるとかの重要要素は無理だと。

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会社なら同僚と同等の立場でどうこうできるかも?ながら、僕らの場合は自分が
方向性を定めて方針を決めてからになる訳で、その企画力が問われると。

誰かの意見を聞きたい場合は、友達や先輩に相談したりしますが、まずはアウトライン
を自分なりに把握しないといけないし、相談するにしても思い付きじゃなく、お相手が
聞いて分かる話にしないといけない。答えられる質問じゃないとダメだと。


問題点を明確にするって実は難しくて、それが分かった時点でかなり解決の方向性は
見える。アバウトな事じゃなく、具体的に何が問題か?が理解できたら方向性は
決まります。

スタート地点が決まればゴールも自ずと見えてくる。だからこそ色々と思考を巡らせる
事は大事な訳で、独り言なら何を言ってもいいと。試行錯誤って大事で、色んな発想を
持てれば可能性は広がる。問題点もクリアになって目指す方向が見えてくる。


これが常にグチに終始しているなら止めた方がいい。勿論、誰だって上手く行かない
時は愚痴りたくなるし、それを独り言で出すのはガス抜きになるからすべきだが、
常にじゃぁ感情的になるだけで前に進まない。

僕の場合は不満に思う事を列挙して、じゃあどうしたら上手くいくか?を考えると。
まぁ僕は元々が工学部に行こうと思ってた人間なんで、思考回路が普通の方と違い、
問題解決というのが日常的にしている事だと。


考える事自体が好きだし、改善するであるとか、新たな発想を探す作業自体が好きだ
と。僕ら工学部的な発想の人間は結果を求めるのが常なだけに、過程に関しては
右往左往が普通なんで、そこまで疲れない。失敗なんて普通にあると織り込み済み
なんで、簡単には心折れない。

まぁ律速段階が他人様に握られている状況では歯痒い思いはすれど、その段階さえ
クリアできたら自分のペースで考える事が可能。


また僕ら歯科医は診療中も常にどうすればいいか?を考える癖がついてるのも
違います。歯科は皆さんが思われる以上に即座に結論を出さないと治療できない分野で
イレギュラーな事も多く、例えば患者さんが大きな口を開けれないとか、直ぐうがいを
したくなる方とか、自分のリズムで治療できない事も多いと。

これが腹部の外科医なら術野は常に状態が変わらないし、術野自体が大きいから意識
する事がないかもながら、僕らは常に違う。特に大きくお口を開けられない患者さんも
今の時代は多い。


若い世代は噛む力が弱くなってる人が多いから、短い時間でもお口を開けられない。
ご年配の方は口が乾きやすいからウガイしないと無理な場合が多い。詰まりは時間が
限られると。

僕らが扱う世界は100ミクロン単位の細かな作業な訳で、集中しないと無理なだけに
可能な限り自分のペースで治療したいものの、患者さんによって合わせないとダメ。
勿論、慣れっこになっているけど、突然のケースもある。咳き込んだりもあるし、
お水が喉に引っ掛かったりもある。


まぁ僕みたいにベテランになるとパターンで対応できますが、それでも集中力を
削がれるとキツい。他にも思った以上に虫歯が酷い時とかは抜かないとダメとか急に
予定が変わる事もあります。臨機応変さが求められるだけに、最善策を常に考える癖が
ついてると。

答えを直ぐに出さないといけない状況を日常していると、問題意識が高くなり解決能力
も自然と高くなる。歯科の先生がイラチ=せっかちが多いのもそういうのもあると。
毎日そういう事を繰り返していると時間的に急ぐ意識が知らず知らずある。


思い通りに行かない事も軌道修正するのが日常なだけに、対応力も増します。
歯科の先生がユニークな発想の方が多いのも職業的な面もあるんでしょう。

独り言がグチグチじゃなきゃ、有効だと思います。