僕は音楽において基本、歌詞を全く気にしない。ボーカルも楽器の一つという感覚。
が、歌詞に重きを置く曲があるが、殆どの場合は駄目だと。僕とは合わない。
叙情的と叙事的の違い。Wikipediaより
まぁ基本的に僕は小説は読むが詩文は全く読まないし、エッセイも旅行記とか
じゃない場合は読まない。哲学は大好きだが、宗教とは距離を置いて接している。
感情的な方とは大概合わないし、理論的な人と馬が合う。
感情的な発想は自分に酔っていると僕には感じる。浸りたいのは分かるが、
共には無理。押し付け感が半端ない。自己主張が臭すぎる。僕らは意見は述べるが、
酔うって無い。飽くまでも叩き台。スターター。
最近、ある本を読んで途中で辞めようかと何度も思った。余りにも自分自分でキツイ。
まぁ何某かの結論に至るんだろうと読み進めたが、結果、今のところは途中下車。
勘弁してくれよと。何が言いたいんだ。押し付け感が半端ない。
僕は色々なことを考えるが、自己啓発本は全く読まない。というか、良さげと思って
読み始めても途中で脱落するから、最近は全く・・・。
言霊という言葉がある。それはそれで素晴らしい。が、それの尻馬に乗る輩がいる。
それには拒絶反応がある僕は。如何にも尤もらしい事を書いているが、殆どが実践に
即してない。何をすべきかを明示しないし、一般論で終わる。
僕は福沢諭吉先生の本が好きだ。それは実学だから。問題提起をし、それに対する
方法論を説き、色んな気付きを頂戴する。悪いが僕は有意義な本しか読みたくない。
フワフワしたファジーな言葉の勢いに任せた考えに付き合うつもりはない。
伊勢正三というミュージシャンがいる。かぐや姫・風というグループにいた。
僕の亡くなった親友の大塚も、広島の友達の小田くんも僕も大好き。
彼の曲は叙事的。風景を切り取り、それを感情の流れに上手く乗せる歌詞と曲調。
代表曲として、22歳の別れ・なごり雪・海岸通・もうあの歌は歌わないのですか…。
いわゆるフォークだが、主義主張が強くなく、まさしく風のような・・・。
僕ら昭和のオヤジには染み入る。居心地がいい。余韻が残ってシンミリする。
僕はFusionもJazzもROCKも昭和歌謡も大好きだが、フォークも世代として好きだと。
かと言って、長渕は駄目。中島みゆきもそう。松山千春も高校時代で卒業。
コブクロ、ファンキーモンキーベイビーズ・・・。悪いがダメだ・・・。
僕が演歌を聞かないのもそう。歌詞で勝負する系はアカン。
この前、淡路島の万代の大将が面白いことを話してくれた。
後輩から松山千春・矢沢永吉・浜田省吾の60歳の記念アルバムを貰ったと。
で、誰がいいのか？考えたらしい。
彼はどっちかと言うと永ちゃんが好きそうなタイプだが、結果、浜省やと。
何か分かる気がする。彼は45歳との事。なんか自然と聴きたくなるんですわって。
「負けたくないと勝ちたいは違う」なるほど〜。
自然体と言うか、ありのままの等身大の浜田省吾がエエと。
肩肘張らず、浜省の良さを再発見したってさ♪
若き頃は僕も相当突っ張ってたし、俺が俺がな面があったが、ジジイになって
気付いた。自分らしく生きたいもんやと。万代の大将と同じくらいからかな？
40過ぎてからかも知れない。
僕が大好きな片岡義男。
まさに叙事的作家。感情を一切排除し、淡々と風景を切り取る。
それがディテールに拘ってるから、リアリティが半端ない。現場にいるかの如き、
既視感がある。
サーフィンであったり、バイクであったり、Jazz奏者だったり、彼と彼女のデートの
シーンだったり、目の前で起こったことを体験したかの如くな文章力がある。
僕が書こうと思う小説もそう。憧れの片岡義男に一歩でも近づくべく、叙事的で
尚且つ、大江健三郎や村上龍、安部公房のような寓話性を持ち、実存主義的で
純文学な作品にしたいと願っております。
Coming Soon♪ (￣ー￣)ﾆﾔﾘ⭐