ようやく春らしくなってきましたね。

調子はどうですか?(笑)

天気がいいと無敵になった気分になって気が大きくなってしまいますね。

街に出ると衝動買いしてしまいそうな勢いです。

季節の変わり目ですし、特に109には近づかないようにしないといけません。

さて、珍しくミュージカルなんてものに足を運んでみました。

初台のオペラシティの横の新国立劇場です。

よくドラマで使われてますね。

まぁ、私の一行はまったく持って場違いでした。(笑)

国立劇場よりも新宿Loftの方が似合ってるみたいな...。

「SEMPO」

と聞いて誰の事か分かりますか?

日本の外交の歴史において非常に大変な人物であるのにも関わらず、学校で教わりもしなかった...。

歴史から消された偉人です。

「杉原千畝」(すぎはらちうね)

スピルバーグ監督の作品「シンドラーのリスト」という素晴らしい映画がありますが、シンドラーをそのまま杉原さんに置き換えて観て頂けると説明も不要かと...。(しないんかいって。笑)

します。します。しますから。

長くなるんだもん・・・。

第二次世界大戦の頃。

日本はドイツと同盟国でした。

ドイツの提督アドルフ・ヒトラーは、ただひたすらユダヤ人をこの世から消そうと虐殺していた事は知っていますよね?

ユダヤ人を助けると言う事は”死”を意味する事だったわけです。

アンネの日記や戦場のピアニスト、ヒトラー最後の12日間、愛の嵐、数々の映画になってその悲惨な歴史は形に残されています。

私はソ連で生まれてソ連で育ってきたので、この歴史的背景やユダヤ人がとても身近なのです。

この残虐な大虐殺を止めたのがソ連だったので終戦記念日にはどこも特集となる訳です。

老若男女..、遊びや気分で殺されていくユダヤ人達。

小学生の時に読んだアンネの日記は喉が詰まる想いでした。


長いなぁ・・・。


国の命令に背いてユダヤ人を救ったシンドラー。

国の命令に背いて同じようにユダヤ人に命のビザを発行した杉原千畝。

彼はユダヤ人に忘れられる事はなかった。

リトアニアに彼の名前の道があるくらいですから。

彼は外務省に首を切られ、いなかった人にされた。

その後なんの因果か商社マンとなりソ連の貿易会社にて働く事となる。

その時の部下が私の父であり、両親の結婚式の仲人もやって下さり、写真の中では今もにっこりと穏やかに微笑んでる。

その彼の名誉がようやく国会で認められ、今回「吉川晃司」主演によるミュージカルとなった。

まずは吉川晃司氏に大きな拍手を贈りたい。

素晴らしかった。

初めてとは思えなかったし、40歳を超えて新しい事に挑戦する姿勢に拍手だ。

東京公演は終わったけれども、地方公演はこれからなはず...。

是非観て下さい。

素晴らしい舞台です。