皆さんこんばんは、川村海乃です。



突然ですが、ブログを始めてみます!



というのも、色々なお仕事をさせていただくたび、
皆さんにゆっくり御礼が言える場所が欲しいな...!

と、前から思っていたのです。


というわけで、早速先日9月9日に無事幕をおろしました


美少女戦士セーラームーン

"Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」



について少しだけお話しさせてください。







私は◇チーム

セーラーマーキュリー/水野亜美 役として出演させていただきました。

沢山のご来場本当にありがとうございました!






セーラームーンの舞台に立つ、というのは
多くの女の子にとって特別な意味を持つものですが
私にとっても、この夏は特別な時間となりました。

元々セーラームーンは小さな頃からアニメや漫画で触れてきていて、私の心の深いところに流れる「大好き」の源流となる作品です。

オーディションをきっかけに改めて作品に触れ、
その物語の奥深さや、心の描写に、長い長いオーディション期間が終わる頃にはもうすっかり私は魅了され、それと比例するようにコミックスはくたくたになり...(笑)


出演が決まったことをマネージャーさんから聞いた時には、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!!





ただ、舞台経験も浅く、ましてや10年以上縁遠く生きてきたダンスがメインの舞台ということで、決まった時には嬉しさと同時に「長くセーラームーンを愛してくださっている方に受け入れていただけるだろうか...」と不安が胸をよぎったのを覚えています。


更に実際に稽古に合流してみると、
他のキャストさんの本当に素晴らしいスキルに圧倒され、なんとかついて行くのに精一杯で、不安になったり、自分の鈍臭さに打ちのめされたり(笑)

でもそのたびチームの戦士たちと声をかけあい、
少しずつ、本当の仲間になっていきました。




毎日稽古場の閉館時間ギリギリまで練習に付き合ってくれたレイちゃん役の二宮響子ちゃん。
年下なのにお姉さんみたいで、でも時々抜けてて可愛いんです。
あとよく、そんなにどこで売ってるんだろう...ってくらい全身セーラームーンコーデで稽古場に来ます(笑)

セーラームーン愛が人一倍強くて、周りの人への愛もとっても深くて、たくさん助けてもらいました。

深夜までファミレスでキャラクターやお芝居についてお話ししたのはいい思い出です。




明るくてキラキラで「もうっ!(かわいい)」って言いながらもいざとなると助けてくれる美奈子ちゃん役の中西裕胡ちゃん。
超ポジティブだけど、実はとっても気い遣いで、人一倍のきらめきと明るさは辛い時でもそれを明るく笑い飛ばそうとする努力の輝きで、彼女の強さなのだととてもとても尊敬しています。
ゆうちゃんの「ポジティブ!!!!!」は名言です。
座右の銘にします。




優しくて包容力のあるまこちゃん役の松崎カンナちゃん。

◇セーラーチーム唯一の年上で、何も言ってないのにここぞというタイミングで「大丈夫?」と声をかけてくれる、本当に優しいカンナちゃん。


なにかと舞台上で一緒にいることが多かったのですが、段上に上がる時にそっと支えてくれたり、戦いの時もたくさん護ってもらいました。


「次こそはあたしがまこちゃんを守らなきゃ」と毎公演思うのですが結局叶わず...(笑)

一緒にいるとぎゅってなった心が柔らかくなる様な、とっても安心する、


大好きな、大好きなまこちゃんです。






そして、うさぎちゃん役の古賀なつきちゃん。

本番前、舞台袖で一人でドキドキしていると
うさぎちゃんが「やるっきゃないない、だよ!」ってにこっ、てするから、大丈夫でした。

思えば一番最初に稽古場で「いっしょにやろうよ!」って声をかけてくれたのは彼女でした。
明るくてかわいい、ちょっと(いやだいぶ?)お転婆なうさぎちゃん。

かけがえのない、
私たちの大事な宝石。






あー、ダメです。泣けてきてしまう。
役を通じていろんな感情が私の心を通って、悲しかったり嬉しかったり、

少しずつ、他人同士だった私たちが本当の仲間になっていきました。



思えばオーディションからは早一年。

長かったようで、今はもうあっという間に感じます。



ステージから見えた無数のペンライトの光、
こちらを見る皆さんの幸せそうなお顔、優しいお声がけ、本当に本当にうれしかった...。

お手紙やリプライ、何度も何度も読み返してはニヤニヤしています。だって、本当にうれしいお言葉ばかり!

もう一度私のマーキュリーに会いに再度劇場に足を運んでくれた方、本当に遠方からいらしてくれた方、仕事終わりに駆け込んできてくれた方、皆さんの人生の大切な時間を少し分けていただける贅沢。

役者ってなんて幸せな仕事なんでしょう。



このまま「ありがとうございました!!」と言いたいところなのですが、
実はこの公演、"プレビュー"公演なんです。



まだまだ私たちの戦いは続いていきます。
というか、これがスタートです!

それが今はうれしくてたまりません。

また皆様と水野亜美としてお会いできる日を今か今かと待ちわびながら。






2018/09/11

川村海乃