FXをまだ未体験だと思われるブログ読者さん向けに

少しだけFXのことを分かってもらえるような

最低限の基礎知識をご紹介しています。


今回は、為替差益ラブラブ!と為替差損叫び です。


通貨の交換比率、つまり外国為替相場(レート)っていうのは

本当にものすごく頻繁に、日々刻々と絶えず変動しています。


例えば、各国の景気や、

貿易などによる国際収支、各国での金利差、国際情勢など

様々なものが為替相場に影響を与えます。


伴って、当然のようにその変動によって

自身の持っている貨幣の価値が変化します。


変動とは、上がりアップ下がりダウンです。


その仕組みの中で上がり下がりをいち早く予想するわけですが

現実に、前に取得した時点の通貨の交換レートとくらべて

利益を得ることや、損失を被ることがあります。


つまり、円の価値が高い時に

自分の持っている円で安い外国の通貨を購入し、

円が安くなったときに

外国の通貨を売って(円を買って)利益を得ることができるという仕組みです。


分かりやすく説明するために例を挙げます。


為替相場が1ドル=100円の時に1万米ドル買ったとします。


この時にかかる費用は、100円×1万ドル=100万円になります。


その後、為替相場が変動し、1ドル=120円(円安ドル高)になったとします。


すると、1万米ドルの価値は、120円×1万ドル=120万円となります。


この時に1万米ドルを売ると、

120万円で売ることが出来るので

ドルを買う際にかかった費用100万円を差し引くと

120万-100万=20万円の利益を得ることができますグッド!


これを為替差益と呼びます。


一方、1ドル=80円(円高ドル安)になったとします。


この時の1万米ドルの価値は、80円×1万ドル=80万円です。


1万米ドルを売ると、80万円-100万円=-20万円となり

20万円の損失を被りますガーン


これが為替差損です。


ようするに、外国為替取引で為替差益を得るためには、

「通貨が安いときに買い、高くなったら売る」

あるいは

「通貨が高いときに売り、安くなったら買い戻す」

というタイミングを捉えたトレードが必要です。


で、この逆を行なうと損失を被ってしまいます。


このことを理解しておいていただければと思います。