テニフェス2013終了いたしました。

いつだったでしょうねえ、最初にこの話を聞いたのは。かなり前だなあ。まだ寒かったなあ。去年かなあ?定かではないんですけど。
前回のテニフェスが2011の冬だった事を考えると時の経つのは早いなあという思いと、またテニフェスやれるんだ、という喜び。でもまずは内容。2013なにやるんだろう?こりゃ大変だぞ、ってのも。
でもまだ結構先だからなあ、なんて思ってたのがこの間な感じ。あっという間にもう終わってしまったんだからビックリですが。

いろいろと、細かいやり取りの中、僕たちキャストが本格的にリハーサルで動き出したのは夏からかなあ。
もちろん製作陣、スタッフのみなさんはずーっとずーっとそこまでの足場固めや段取り、細かい連絡など動いて来てくれた訳ですから気が遠くなるような作業だったと思います。ホントにお疲れさまです。

今回のテニフェスの大きな核の一つはやはり全員でのコーラス「共鳴」だったと思いますがそれに関してはみなさまの見て頂いた通りです。
新しい事に望むのは、大変な事だと思うし、今までのフェスのイメージや期待の対してのチャレンジでもありますし。しかしもってなんだかんだ言ってもキャストもスタッフも前向きに物事を運ぼうとするプロが集まっていて、本当に素敵でした。分かってはいましたが改めて再確認しました。僕はリハーサルにあまり参加出来ず、任せっきりだった部分もあって心苦しい思いもありますが、粋なみなさん一人一人が空気やテンションを作って行き、本番までどこまで出来るかという事に望んでました。
信頼出来る、本当にかっこ良いプロです。


さてここからはピンポイントなエピソードを。


武道館のみですが『キャップと瓶』をやれるという話を頂きましたが、さて何をしようか、と。
梅雨時期のパンフ撮影の時にキヤスくんと、何やろうかーという話をチョロっとしまして、まあおいおい、なんて言ってたのですが・・・・。
蓋を開けてみるとスケジュール調整の結果、なんと全員のリハーサルや打ち合わせが一日も合わない。集まれない。何をやるかも決まってない。本当に一日も。大問題。
みんな忙しいメンバーですし、一度は暗礁に乗り上げました。こりゃあ今回は厳しいぞ、と。


そんな状況の中、8月の6日かなあ。ヤング先輩が「その日なら昼以降時間あるでー」なんて連絡くれまして。
「じゃあ、久々に飲みましょうよ」「なんでやねん、打ち合わせやろ」「まあ飲みながら(笑)」なんて。
有楽町のビックカメラで二人で待ち合わせをして(笑)

夕方から飲みました。この日は涙が出るほど楽しかったですねえ。そして嬉しかった。10数年も経って、改めて色んな話をしたり。相当酔っぱらいました。もう一つ嬉しかったのは、その話を聞いてすぐにテニフェス製作陣で長い長い親友でもあるNさんや演出のNさんも駆けつけてくれて。その日に色んなアイデアが出て光が見えた感じ。わざわざ来てくれるんだからな。

余談ですが、有楽町から二人で歩いてる時に「あ、先輩おれ明日の夜入籍しますわ」と言ったら「はあ!!!!!?」って。
「なんでお前、そんな事こんな有楽町の道ばたでさらっと言うねん!!!!!!アホか!しかも明日て!!」と(笑)

話は逸れましたが、とりあえずアイデアは出たんですがそれを他のメンバーとも共有して、形にしなければならない。集まれるのは深夜しかなく、それでも全員は無理で、集まれるメンバーだけ夜に集合してみんなで流れを作る事に。もう8月の終わりでした。もうギリギリです。

ここでも驚き、嬉しいのは、その深夜の打ち合わせにテニフェス首脳陣勢揃い!楽曲チーム、松井さんやUZAさんも来てくれて、打ち合わせのアイデアをリアルタイムで別の場所に連絡、楽曲製作も同時進行する、プロ集まって全員でグわーっと作って行く感じ。ここで完全に心に火がついた感じ。
しかもホント、めんどくさい事いっぱい言っちゃったもんだから大変だったと思います。

松井PさんやUZAさんは今まで色んなことを一緒にやらせてもらってるし、付き合いも長いし、何よりテニプリの事、僕らの事を分かってくれている。心強く、頼もしく、やっぱりスゲエや、と改めて。本当にワックワクした。プロが本気を出す瞬間。いつも何気なく話をしてるけど、スゲエ人達と仕事してるんだな、と。この人じゃなきゃ間違いなくやれません。松井Pさん、やめさせませんよ、絶対に(笑)完全にあなたしか出来ません。唯一無二です。
ちなみにUZAさん、あの曲ほぼ1日で作ったんですよね?(笑)流石のUZAさん!ドプロだよ。ドプロ。


そしてやっぱりメンバーの面白さや、人柄も再確認した打ち合わせ。

色々あって、9月頭、ある日の数時間だけ5人集まっての最初で最後のリハーサルしたのかな?
これは一言、楽しかったです。
結果、やっぱり、長い付き合いでの中の共有感や信頼感で出来た事が何よりで。

そして産み出したものがアレ(笑)なんだアレ。いやあ、笑いが一番だね。


琵琶湖には行けず、寂しかったのですが、またテニフェスをやれる喜び。
やっぱり本番、予想以上に感じました。それは間違いなく、来てくれたみなさんのお陰。いや、来れなかったみんなの気持ちも。応援してくれているみなさんに感謝です。ありきたりな言葉ですが、本当に。
ステージからの景色。星空。しかも様々に色を変えるの。なんてことだ。僕らがみんなに楽しまされちゃってるじゃないか。大変な事だ。これは。シャレにならん。

いかん。もっともっとエンタメやサービス精神に生きなければ。

楽しい。のもっともっと上だ。すげえや、みなさん。



そしてステージで横を見れば青学のメンバーが笑っている。そして他校のスッバらしいキャストもギャンギャンに動いている。なんの裏もなく、間違いなくスゴい役者さんばっかり。もうね、全員面白い。


僕は青学メンバーです。何故出会えたのでしょうかね。もはや「IF」は考えても仕方がないのですが、武道館の袖、舞台裏でみんなの歓声を聴きながら、メンバーの青学ジャージの背中の『SEIGAKU』を見つめて、ああ、何度目かなあ、この風景、この感じと。変なデジャヴ感というか、そこには当然嬉しさが混在しているんですが、10数年経ってみんな前より涙もろくなったりなんかしていて、気がつくと誰かが涙ぐんでたりして(笑)
とはいえみんなバリバリなのでノスタルジーでは全然ないし、嬉しい発表もあったしこれからも楽しい事を一緒に経験出来るワクワクでいっぱいです。



そして許斐剛先生だな。なんと言っても。ツイッターにも書いたけど、あの人は愛ですよ。あの人柄と愛が産み出した作品の一つがあの空気感なんだなあ。なんて人だ。愛に溢れてる。あの先生はスゴいですよ。そして大好きですよ。みんな好きになっちゃうもんね、先生の事。あの人じゃなきゃこうななってないですもんね。



長くなりました。今回のフェス、挙げだしたらきりがない位沢山の素晴らしい人々が作ってくれた「出来事」だったと思います。


もっと沢山エピソードありそうですが、またどっかで話そうと思います。
ヤングさんになぜかTシャツを切られたり、左腕を結構本気で噛みやがった事とか、まだまだ色々ありそうだな。

ありがとうございました。テニフェス2013みなさんのお陰です!楽しかった。
川本成オフィシャルブログ「Naru's blog'n boy」Powered by Ameba




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