【J1第4節】東京ヴェルディ、終了間際に追い付く_勝利はまだお預けだけど応援しましょう | ビートニク酒場

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◾️東京ヴェルディ2-2 新潟@味の素スタジアム

 

前節はセレッソ大阪相手に1-2で敗戦。開幕からの3試合で1分2敗と結果が出ていませんが、点を獲れており勝ちまでもう一歩のところで取りこぼしています。4節はホーム味スタでの今季初戦。勝ったら変われそうなので、勝ち点3に期待して水戸から乗り込みました。

 

新潟戦スタメン。

前節からスタメン変更は1人。出場停止の稲見に変わって山越康平がスタメン入りしました。サブには、怪我から復帰の宮原和也。前節サブから外れた山田剛綺も入りました。

 

対戦相手の新潟と言えば、21年3月27日のアウェイ戦、現地に行きました。高木善朗にハットトリックされて0-7の大敗。コロナ禍でしたが、罵声が飛んでいた試合が忘れられません。

その後の21年のホーム戦も敗戦。22年は1勝1敗で、23年に新潟はJ1に復帰。今度は同じJ1での対決となります。

 

結果は、2-2のドローでした。またもやJ1での勝利はお預け。

 

先制点はヴェルディ。前半8分に山田楓喜が開幕節同様に芸術的なFKで先制点を奪いました。現地で見ていると距離感が分かりませんでしたが、DAZNで観ると随分距離がありました。

前日にはパリオリンピックを目指すU-23日本代表のメンバー発表に選ばれました。京都では、あまり出場機会には恵まれていなかった選手。これでキャリアハイタイの2得点目。染野もだけど、ヴェルディでチャンスを掴んで、代表に羽ばたいて欲しい選手です。

 

堅守でJ2から勝ち上がってきたヴェルディですが、J1では毎試合失点を重ねています。前半のうちにセットプレーから同点にされて、さらに後半24分には守備の連携ミスから失点。立ち上がりは、新潟のビルドアップには落ち着いて対応しているように感じましたが、後半になると余裕がなくなってきたのかパスのミスが目立つようになりました。ヴェルディらしさがなくなっているのは、今後にも影響しそうです。

 

最後には、ハーフタイムに投入された翁長が90分に決めました。宮原和也のクロスを見木友哉がフリックして、最後は翁長が抑えてシュートを見事に決めました。

 

そのまま 2-2のドロー決着。開幕からの4試合すべて、良くも悪くも44分以降に試合が動きます。劇的なのは浅いサポさんにとっては「次こそ」と足を運ぶモチベーションになるからマーケティング的には良いかも知れませんが、やはり気持ち良く勝つところが観たいところです。

 

まだ勝てていないのでブーイングが起きるのではないかと心配しましたが、劇的な同点だったせいなのか拍手しか聞こえませんでした。アウェイのセレッソ戦後には、荒れた様子をネットで見ていただけに心配していました。

 

今季味スタ初戦でしたが、良い雰囲気でした。開幕節に国立競技場で配られたベースボールユニフォームを着ている人が多くて、リピーターが増えていることが推測されました。ユニフォームを着ているだけで気分が高まるだろうし、リピーターを増やす良い施策だったと思います。

 

ヴェルディサポが増えるためには、味スタの雰囲気作りが大切です。私もそうでした。私がヴェルディの試合に行くようになったのは2014年から。2014年にホームタウンの東京都日野市に住むようになったことがきっかけです。その時は、ヴェルディの低迷期。札幌に住んでいたころは、札幌ドームが近所だったのでよく行ってたのですが、コンサドーレにハマることはありませんでした。何となく見ていたのでJリーグの順位などの状況はよく分かっていなかったのですが、2014年当時これほどまでにヴェルディが落ち込んでいることは知らずに愕然とした記憶があります。

 

子どもの頃にJリーグが開幕して、ヴェルディと言えばスター選手ばかりでトップを走っていましたが、読売が離れてから受難の日々が続いていました。

 

そんなヴェルディですが、私はスタジアムの雰囲気が温かいことが気に入って徐々に味スタに通うようになりました。クラブが消滅する危機すらあったので、スポンサーやホーム、アウェイ関係なく来場者にまた来てもらおうと感謝を忘れない姿勢には心を打たれました。クラブ関係者ではなく、ファンの人たちが懸命にクラブを残すための環境作りをしていました。今でこそ、転勤で茨城に住むことになり、そう簡単に行くことが出来なくなりましたが、都合がつくときには味スタやアウェイに行っています。

 

一度どん底まで落ちたクラブにとって、万単位で観客がいることは当然のことではありません。J1でヴェルディが戦っていることは夢のようで、結果は出ていなくでも健闘を讃えることがあっても、ブーイングする気持ちにはなりません。

 

スタジアムの雰囲気は一人一人のサポーターが作っています。誰か一人が作っているのではありませんが、雰囲気を壊すのは誰か一人かも知れません。お互いがリスペクトしあい、最高に楽しかった、また行きたいと思えるようなスタジアムの雰囲気作りをしたいと思います。