今年の「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日は11月16日(木)で、私は出張で家には帰らなかったので翌日に呑みました。通年は予約して解禁日にボジョレー・ヌーボーを購入して呑みますが、今年は予約はしませんでした。
前年2022年のボジョレー・ヌーボーは円安や輸送費高騰のあおりを受け、全般的な市場価格が約4割も値上がりしていると言われていました。近所のスーパーで購入しましたが、価格は税込3,278円でした。
2023年は輸送費の高騰が落ち着いたので、前年よりも値下がりしているそうですが、セブンイレブンで購入したボジョレー・ヌーボーは税込2,948円でした。確かに値下がりしてます。
そもそもボージョレ・ヌーボーとは、フランスのボージョレ地方で収穫したブドウで作られた新酒のことを指します。「ヌーボー」はフランス語で「新しい」の意味です。解禁日は11月の第3木曜と決まっています。
日本では初ガツオのように、初物を喜ぶ傾向にあるため、ボージョレ・ヌーボーのような解禁ものを楽しむ習慣があったと思われます。特にバブル景気時はブームに火が付きました。
ボージョレ・ヌーボーと言えば、毎年大げさなキャッチ・コピーでも有名なのでネットを探していたのですが、まったく見つかりません。
日本で出回っているボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーは2種類あります。一つ目は、ボジョレーワイン委員会によるブドウの評価をもとに、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表した公式見解を和訳したもの。二つ目は、その情報をもとにサントリーが作ったキャッチコピーです。
サントリーのキャッチコピーはあるのですが、フランスのキャッチコピーが見つからない。分かれば教えて欲しいです。
なおサントリーの2023年のキャッチコピーは、
まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい
です。私はワインの味を語るような味覚は持ち合わせていないと思っているのですが、今年のボジョレーは美味しかったです。ただ「摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばった」ような味わいが欲しいのであれば、そのまま果実をほおばったほうが良いと思いました。