ビッグモーター社長が会見、経営陣は不正を知らず、板金部門の社員のせいにする | ビートニク酒場

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ビッグモーターの兼重宏行社長が会見しましたが、当然ですがさらに批判が高まっています。兼重社長は不正があったことを認めて、7月26日付けで代表取締役社長を辞任すると話しましたが、辞任で済む話ではありません。

 

兼重社長は会見で不正について、「6月26日に報告書が出るまで知らなかった」と話しています。マスコミが騒ぎ始めたのはその後7月中旬になってですが、7月17日にLINEでマスコミ批判を全店の店長に送っています。

 

兼重社長は報告書を読んでも反省はしていなかったことがよく分かります。いずれ騒動は収まると思っていたのでしょう。

 

しかし批判の世論は盛り上がり、内部では従業員の退職が続いているようです。どうにもならなくなった兼重社長は、すべて一部社員のせいにして辞任をすることによって幕引きを図りたいようです。

 

この事件は、相当大きな問題であると思っています。

 

車の修理や車検は、プロの人が言うことへの信頼で成り立っています。素人には金額が適正か、本当に必要な修理なのか判断する材料がありません。修理を放置すれば命に関わる可能性もあるので、高くてもお金を出します。

 

ビックモーターの問題は車業界全体の問題です。金融庁はビッグモーターと損害保険各社に対して、保険業法に基づく報告徴求命令を発出する方針です。現在は保険の問題はクローズアップされていますが、適切な修理がされていなかったか、問題がある車が納品されていなかったかも追及をしてほしい。徹底的な対応をしないと、車業界全体の信頼がなくなります。