張本勲の週刊・御意見番にダルビッシュ有「コーナーを消して」【7月29日のニュース】 | ビートニク酒場

ビートニク酒場

お酒でも呑みながら、酒場で好き勝手に話すように書くブログ

頑固な老人が個人的な意見を思いつきでいうコーナーですが、またしても批判に晒されています。老人の妄言ですが、視聴者には人気があるようでコーナーは終わりません。同じような世代には、「よく言った!」「同じ意見だ!」という意見が多いのでしょうか。

 

野球評論家の張本勲氏が28日放送のTBS系情報番組「サンデーモーニング」に出演。大船渡(岩手)の163キロ右腕・佐々木朗希投手が夏の甲子園出場をかけた県大会決勝で登板を回避して花巻東に敗れたことに対し、「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ」と喝を入れました。

 

登板回避を決めた国保監督について、「彼はアメリカの独立リーグにいたんですよ。アメリカ流に考えているんですよ。アメリカは(投手の肩肘は)消耗品だと思っているから。日本は投げて投げて力を付ける。考え方が全然違うんですよ」と一方的に批判しました。

 

さらには、「ケガが怖かったら、スポーツは辞めたほうがいい。将来を考えたら投げさせた方がいいんですよ。苦しい時の投球をね、体で覚えて大成した投手はいくらでもいる。楽させちゃダメですよ、スポーツ選手は」と重ねました。

 

典型的な老害で、根性ですべて解決できる理論を語りました。

 

これに対して、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手がツイート。

 

隠すことなくストレートにコーナー批判を行いました。

 

高校野球が球児の身体を酷使していることはすでに周知の事実。最も有名なのは、1991年夏の甲子園で、沖縄水産の大野倫投手は選手権大会で決勝戦まで6試合すべてに登板して右ヒジを疲労骨折し、選手生命を断たれました。

 

張本氏の批判はコーナー特性に沿って、年長者が若輩者に喝を入れる形式。居酒屋で現場を引退している老人が若手に説教しているのを変わりはありません。こんなコーナーは公共の電波に乗せてはいけません。

 

張本氏は、決勝当日の佐々木投手のコンディションを詳細に把握していたわけでもなく、思いつきで発言しただけ。もっとも近くで教え子を見ていた国保監督が自ら下した判断を尊重すべきです。

 

ただ高校にも苦情が殺到したという報道もあるので、張本氏の発言には「よく言った!」「同じ意見だ!」という意見が多いのでしょうね。ネットでは張本氏批判が多く感じますが、世間一般では「大船渡の監督はバカだな」程度の考えが普通にあり、今後も高校球児が酷使されて事態は続くのでしょうね。