学パロ🌱🐻







短い💧







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あたりまえ。





そんな言葉が私にはつきものだった


毎日、毎日、普通に過ごす。普通に学校へ登校し、普通に授業を受ける。


退屈だった。この16年間、虫を捕まえる為に森へ行って奇妙なガチャガチャに出会うわけでもなく
何かが見える、メダルをセットできる時計を白い物体からもらうわけでもなく



ずっといつもと同じ日を繰り返す



いつか何かいい転機が訪れる。そう毎日期待して過ごす

そして毎日期待を、運命に裏切られる。いつもそうだ。








今日はそんな日々に少しだけ反抗しようと思う

この16年間、なにもしなかった。

それがダメだった。という結論を今更にして下した。
この頭の悪さは普通じゃないのかもしれない、なんちゃって。


森「結局、運命はいつも私の期待を裏切るなぁ」


やっぱり電車の時間をはやくしても変わらない。


森「みんなが来るまで何してよっかな」


いつもよりはやく学校に着いて時間をもて余してしまった。
……入学してすぐだし、校内でも回ってみようかな。


森「んーと、まずは…理科室!」














森「っふー、結構回ったよね。」


特別教室も全て回った。後は先輩達の教室だけど、、、
…由依さんの教室、行ってみようかな。
確か由依さんは2年G組だったはず、

私の学校は超マンモス校だから各学年A~Jまである。そのせいで学校はものすごく広い。
物事を覚えるのが苦手な私はこの広くて部屋がいっぱいある建物が苦手だ。

2年G組の教室は3番棟の2階の奥だったはず。入学式に校内で教室に行けずさ迷っていた私を助けてくれた由依さんの教室は覚えている。2年G組に着くまでの道のりを覚えるようにしっかり目に焼き付ける。


2年G組まであと2クラスというところで私は足を止めた。


E組の教室に人がいた。その人は窓際の席に頬杖をついて空を眺めていた。
今日は曇りだというのに。

でも、なぜか私は見惚れていた。その人の曇り空を見つめる、優しい瞳に。


ガタン‼


森「!?」


倒れた。座っていたにも関わらず、横に倒れた。


ガラッ


森「大丈夫ですか!?」


私はすぐにドアを開け、側に寄った。抱き上げるととても体が細かった。


田「……………スースー」


私は心の中でズッコケた。













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私のあたりまえは周りとは違った





私は昔から周りの人に変な目で見られていた





あの子はお嬢様だから目をつけられると黒いスーツの人に囲まれる。

あの子はすぐ倒れるから面倒だ。





など、色んな理由で避けられて、


お嬢様だからって偉そうよね


って、いつも軽蔑されて、妬まれて、、、

学校なんか嫌いだった。本当は学校に来たくない。けど娘が不登校だなんて私の親の顔に泥を塗ることになる。お父様とお母様には幸せになって欲しい。お母様に褒めてもらいたい、お父様に認めてもらいたい。それだけで嫌いな学校にも登校できた。

けど周りからの視線を無視できなくて、たまに保健室で授業をサボったりしてしまう。

…だから学校にはやく登校して、ひとりで空を眺める、この時間が大好きだ。


私は普通に生活している人が羨ましい。周りの視線を気にせず毎日を過ごす。そんな人になりたかった。





今日も6時ぐらいに教室に着き、ぼーっと空を見ていた。



田「今日は曇りか、。私の心と一緒だね」



そんなつまらないことを呟いていると、廊下から足音が聞こえた。
1年生かな。背が低い。可愛らしい女の子だ。

…まぁ関係無いけど。

私は空に視線を戻し頬杖をついた
明日は晴れるかな。

教室の近くまで足音が近づき、止まった。窓に映っているからこっちを見ていることがわかる。

……おどかしてみようかな

なんでそう思ったのか自分でも分からない。



ガタン‼



私は横に倒れた。座っていた人が横に倒れるわけないが、無理やり倒れた。


だけどあの子はすぐ教室に入ってきて抱き上げてくれた。


森「大丈夫ですか!?」


なんて優しい子なんだ。知らない人が変な風に倒れたというのに。

…ドッキリを続行しよう



田「スースー」


森「っ!?」


なんで寝てんだ?って思ったよね。うん。
起きるか。



田「なーんちゃって」

森「!!お、起きてたんですか!?」

田「ドッキリ大成功や」

森「………」


私が起きると、大きい瞳をもっと大きくして見てきた。

今は大きい瞳を細くして睨んできてるけど笑


森「本気で心配したんですけど」

田「おっ、遠回しに演技うまいって褒めてくれとる?」

森「まったくの勘違いですね」

田「………」

森「………」

田「あのさ、」

森「はい、なんですか?」

田「いつ離してくれるん?」

森「………」


いや、黙らんでほしい。気まずくなるから。どうしよう

無理やり起き上がる?……かわいそうだな
…粘るしかないか


田「………」

森「………」


大丈夫?この人、もうすぐみんなが来る時間だけど。
クラスの人には見られたくない。うーん、もう離してくれないかな。


田「あのさ、も「あの!」




森「私のあたりまえ、壊してくれませんか?」























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田「いや~、あの時はびっくりしたよ」

森「だって、、、」

田「何を言ってんだこの人はって思ったよ」

森「仕方ないじゃん!ビビっときたんだもん」

田「初対面の人にあの告白は分かりづらいやろ」

森「だって、告白なんて初めてだったんだもん」

田「普通に一目惚れしました!でよかったやん」

森「………」

田「睨まんでよ、可愛いからいいけど」
 「…まぁその“普通”が嫌やったんよな、ひぃちゃんらしくて保乃は好きや」

森「…////」

田「なぁひぃちゃん、保乃、あたりまえ壊せた?」

森「…うん。保乃ちゃんのおかげで壊れたよ」
 「毎日保乃ちゃんのこと考えて授業まともに受けれなかったし、保乃ちゃんが保健室でサボってるって聞いたら一緒にサボったり、保乃ちゃんといると毎日が飽きないよ」

田「…よかったぁ。、ってよくないやん!授業はまともに受けんと!」

森「それ、保乃ちゃんが言う?」

田「………たしかに」

森「ふふっ……あー保乃ちゃんが彼女で良かった!」



 




「保乃ちゃんと居ればあたりまえなんてものはないからね!」































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こんにちは。ボーンです🎷

アメンバーですが、コメントはなしでも大丈夫です‼

あったほうが、安心?って感じなので。

それでは、この辺で。







ボーン🎷














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  ↑絵文字がないので、はりがついていると思ってください💦