唐末期の戦乱の渦中、夥しい人々が死ぬ中、詩人・曹松が詠んだ「己亥の歳」の一節。
憑ㇾ君莫ㇾ話封候事、一将功成万骨枯
(将軍よ 願わくば軍功を挙げ出世したいと思わないでくれ
一人の将軍が功名をあげる陰で数万におよぶ人々が死ぬ)
この「一将功成りて万骨枯る」は、歴史上の「英雄」の汚い本質を言い当てている。
One murder makes a villain.(一人殺せば殺人だが)
Milions a hero. (百万人殺せば英雄だ)
Numbers sanctify. (殺人は数によって神聖化させられる)
チャップリンが映画「殺人狂時代」で言い放った映画史に残る名言。