歴史の普遍的教訓は
権力は腐敗する!
これにつきる。
次いで、腐敗した権力は、かならず憲法を改正する!
憲法改正の目的は、
自己の権力を死ぬ迄、手放さないため!
であるから、自己の民族は優秀だと自画自賛しながら、美辞麗句を並べて大衆を洗脳する。
次いで、敵の存在を過度にプロパガンダし、恐怖という名の心理的圧力をかけて自国民を死地へと誘う。
これが日本人が学ぶべき教訓の一つだ。以下、述べる。
約80年前、ポーランドに侵攻したナチスドイツのヒトラーを彷彿させるのがウクライナ戦争である。
資金調達、脚本、監督、演出、主演迄、一人でこなしているのが、ロシアのヒトラー=プーチンであり、
この時代遅れの独裁者の「一人芝居」であるともいえる。
滑稽なのは、プーチンその人が「現ウクライナ政権はヒトラーと同じだ!」と叫んでいることだ。
他方、多くのロシア人は、政治家や官僚、軍人も含めて寝耳に水だったと考えられる。
軍事的に圧倒的優位なロシア軍が、ウクライナ軍に苦戦しているのは、
ー軍事の専門家ではないプーチンの未熟な侵攻計画の所産
であると指摘されている。
たとえば、本来ならば空爆によって敵国軍隊の戦闘能力を壊滅した後、戦車部隊等の地上軍が侵攻するのだが、
その基本的軍事セオリーをまったくせずロシア地上軍がいきなりクリミア領土に侵攻したという。
これはプーチンが2014年のクリミア併合と同じように、
ー短期間で首都キエフ等を占領しウクライナを占領できる
と自惚れた所産であろう。
だが、時代遅れの独裁者プーチンは、革命で政権を奪取したわけではない。
ロシアの選挙で選ばれた合法的政権であるということも見過ごせない。
ゆえに、このような輩に長期間ロシア国の進路を委ねたロシア人の責任もある。
とりわけ2014年にプーチンによるクリミア半島併合時、ロシア人の大部分が熱狂的に支持した罪は重い。
軍事蛮行による権力奪取は、プーチンの常套手段。
腐敗した大統領エリチンから後継者に選ばれたのも、彼の不正を追及した検事を失脚させチェチェン人のテロを自作自演し、チェチェン戦争に勝利し、大統領に成り上がり。
次いでクリミア半島併合。
今回のウクライナ侵略は、2年後に大統領選を控えたプーチンのクリミア半島併合時からの既定路線とみなせる。かかる時代錯誤の汚い権力者に騙されてきたロシア人は大いに反省すべきである。
以下、その3(写真)及び4に続く