我が輩はキリスト教徒ではないので、

クリスマス・イブを祝日とはみなしてはいない。


こういう変骨な姿勢は、朝鮮学校での影響だと思う。

今は違うが、

我が輩が朝鮮小学校に通っていた頃は、

日本の祝日は絶対休まなかった。


というよりは、教員等から休ませてもらえなかった。

「朝鮮人には日本人の祝日は関係ない!」

とたたき込まれたものだ。

とりわけ、

 2月11日の建国記念日

 4月29日の昭和天皇誕生日

は、朝鮮を植民地化した

日本帝国主義(略して日帝)を彷彿させる日と断定され、

「いつもより気合いをいれて勉強しろ!」

とどやされていた記憶がある。


そうそう、傷心事件も影響があるに違いない。

幼稚園だった頃、

「おかあちゃん!」

と呼んでいた母が

朝鮮小学校入学と同時に

「オモニ」

にかわったわけだが、

一番、ショックだったのは、朝小1年のクリスマスの朝だった。

幼稚園までは、クリスマスの朝には、

ちゃんとサンタさんが、やってきて、プレゼントをくれたのに、

どういうわけだか、この日は、朝起きても枕元には何もない。


反べそをかいて

「オモニ、サンタさんはどうしてきてくれないの?」

と尋ねたら

オモニがばつの悪そうな顔をして言った。

「朝鮮人にはクリスマスは関係ないのよ」

「・・・・・」


幼心にも

「朝鮮人は損だ」

と思った。


以下続く