滋賀・大津の近江渡来人クラブを訪問。

次いで京都で知人と会う。


我が輩は、古都を来訪した際、

極力、歩くようにしている。

歩くことで古都の風土を観じたいからだ。

であるがゆえ、

京都駅から祇園や先斗町をめざし、

被差別部落を散策した後、

加茂川沿いの遊歩道を歩く。

これがお決まりのコースである。


橋の下には、ホームレスが、

マイホームを建て、くつろいでいた。

「将来の我が輩の行く末かも知れないなぁ」

と観じるのが硬派感傷主義である。


ところが、加茂川にかかる三つ目の橋をくぐろうとしたところ、

年配のホームレスが

我が輩の行く手をさえぎりながら、


 バフ~


という強烈なおならでテロしくさった。


「けっ、けしからん!」

と思うと同時に、

「またもや京都でオッサンにへをかけられてしまったか・・・」


そう3年ほど前の夏の風物詩・大文字焼きを

都ホテルの屋上から見学中、

オッサンに

 ピー

という下痢のような音をかけられて以来の屈辱だった。


不詳、武道家でありながら、

 おならテロ

を防御できなかった我が身を恥じながら、

「次に京都に来るときは、耳栓だ!」

と言い聞かせる硬派感傷主義である。