我が輩は、今日も愛媛・松山にいる。

(毎週水曜日は高崎経済大への出講日なのだが、

 6月25日開学記念日ということで大学が休み)。


4回目の訪問となる松山。

「さぁ、松山の休日だ!

 歴史文化遺産を観じることで英気を養うぞ!

 5ヶ月後に全日本大会!

 関西大会や全日本学生大会もある。

 蹴武の型初段~三段も完成しなければ!」


まず松山城へ。

前回、勝山に登山したのだが

天守閣が改修中でのぼることができなかったからだ。

(松山城については後日)


とにもかくにも我が輩は、

「城が大好きだ!

 城郭には蹴美につらなる美しさがある!」

と信じて疑わない。

デジカメで150枚ほど写真を撮りながら、

「松山城の城郭美から

 蹴武の型・柳韓の創造を!」

と意気込んだ。


帰路、松山城の年配の管理人さんに、

「徒歩で下山できますよね」

「はい。4つほどあります」

城の地図をとりだして

「松山城・・・・・・・・・。

 黒門口登城道が、殿様の登城道でしたぞな(と聞こえたい願望。以下同じ)」

「ありがとうございます。

 何分ほどですか?

 40分ぐらいかかるのでしょうか?」

「いえいえ、15分もあれば十分ですぞな(以下同じ)

 ところでケーブルカーのチケット買ったんですか?」

「ええ、往復をすすめられましたので買いました」

と言ったら、

「(無理に観光客に売っちゃ)いかんなぁもし。

 わしがちゃんと言っておきますぞな」

と怒っていたので

(善人だなぁ)

感心しながら、

「いえいえ、寄付だと思うことにします」

すると、管理人さんは、

人の良さそうな顔して

 ニコッ

と、how many いい顔!だった。


黒門口登山道から下山し、

我が輩が好きな夏目漱石ゆかりの愚陀仏庵へ。

この

 我輩硬派感傷主義

の「我が輩」は、

夏目漱石の『吾輩は猫である』から頂戴している。

「吾」を使用せず「我」を使用したのは、

「我が強いから」


途中、

「松山の地場産業は何ですか?」

と質問したら、

「公共事業です!」

と答えそうな

「松山の恥さらし!=坂の上の雲ミュージアム!(だいぶ前のブログで理由はのべた)」

が見えたので

「蒋介石もガッカリ!」

だった。


気を取り直して愚陀仏庵へ。

夏目漱石が松山に英語教師として赴任してきた際の下宿。

1階に正岡子規、2階に漱石が住んだという。

誰もいない愚陀仏庵。

到着するや否や大雨がサザンオールスターズ。

雨宿りのためしばし逗留。

緑の中での静寂のひととき。

雨音も心地よい。

思わず人生を哲学してしまった。


以下続く