昨日、東京へ移動。

今日の午前8時から永田町の自民党本部において

  外国人材交流推進議員連盟

(会長・中川秀直衆議院議員、事務局長・中村博彦参議院議員)

の勉強会、

「これからの外国人労働者受け入れのあり方について」

があり、

その講師として外国人政策研究所の坂中所長が招聘されたため、

我が輩も参加することになったからだ。


国会議員は、日本国憲法上、主権が国民にあり、

その国民から選ばれたため行政=官僚に強い!


官僚は、法律・規制等を作り、そして国民に守らせることを職務とするため国民に強い!


国民は、選挙で一票を投じるため国会議員に強い!


という

「グー・チョキ・パー構造!」

であるわけだが、

坂中所長は、元法務官僚。

上記の理論からすると国家議員に弱い?

のかも知れないが、

それを補うのが、

「武道家・河明生の役割でもある!」

と老婆心ながら推参した。


中川議員は、自民党最重要ポストの幹事長だったこともあり、

予想以上の国会議員、

法務省、外務省、厚生労働省、経済産業省の官僚ら約60人が参加した。

だから会場は満杯。


最前列の上座には、中川議員等の自民党の重鎮が陣取っていたが、

我が輩の目の前に、

WTF日本=全日本テコンドー協会会長の衛藤議員が座っていたのが、

やや照れくさかった。

阿部内閣の際、スポークスマンのよう役割をしていた議員や

前回の選挙でテレビ朝日のキャスターから転身した女性議員等もいた。


勉強会は、内容的に実りのあるものだったと思う。

坂中所長の講演も良かった。

何十年後の日本は、3千万人の人口減少がおこるわけだが、

「1千万人の良質な移民を受け入れるべきだ!」

というのが坂中所長の持論である。


だが、それは明らかに国会議員が動いてこそ実現する政策である。  

だから、外国人政策研究所の志は、

国会議員中の実力者の強烈な支持推進無くして実現できないし、

この政策は、官僚が最も慎重にならざるをえない問題であるがゆえ、

「50年後を見据えた国会議員冥利の政策!」

として価値あるものでもある。


中川議員にとって初めての政策プロジェクトらしく気合いが入っており、

「関係省庁は、早速、検討を開始して下さい」

と官僚達に強く要請したのと、

「文部科学省は来ていないのか!」

と不愉快そうだったのが印象的だった。


終始、真剣に耳を傾け勉強している議員や役人、秘書もいたが、

寝ている者もおり、

「どこの世界でも、まじめな人とそうでない人がくっきりわかれるなぁ」

と観じた。

我が輩の斜め前には、

「ややっ!」

と注目していた頭の切れそうな美人秘書がいたのだが、

その人も睡魔と闘っていたのが、おもしろかった。


しかし、不愉快な議員もいた。

我が輩と同じ世代かやや下と思われたが、

大遅刻して参加しながらど真ん中の席に陣取り、

予定時間ぎりぎりで実りのない質問をし、

挙げ句の果てに、

会長の中川議員がまとめの話をしているのに、

携帯電話で話をし、

すぐ退席する議員がいた。


我が輩は、こういう無礼な奴が嫌いだ。

だから

「無礼な奴だ!」

とヌンチしてしまった。

数年前から、

国会本会議開催中であるにもかかわらず、

携帯電話で話しまくる、メールをしまくる新人議員が増加したらしい。

憤った自民党長老議員が

怒りをあらわにし、

衆参議長から注意勧告するという異例の事態が生じたらしいが、

「あいつだなぁ」

とピンときてしまった。

礼儀はどんなにえらくなろうとも大切なのだ。


勉強会終了後、坂中所長と今後の展開で打ち合わせ。

坂中所長は、講演のため京都へ。

我が輩は、かねてより購入を検討していた5万円の書籍を下見すべく

国会図書館へ。


次いで国会議事堂に入り、

議事堂内3階の社民党参議院国対委員室へ。

石原さんと待ち合わせのためだ。


以下続く