福岡・博多、佐賀、長崎佐世保の旅は、

「パーフェクトに近いすばらしさだった!」

友情有り、

人情有り、

美酒有り、

美食有り、

**あり~?

のモハメッド・アリだった。


ただ、毎日がご満悦だったため、

睡眠時間がかなり少ない旅でもあった。

なにせ

2月17日は、午後11時40分まで、

   18日は、緑君とともに19日の深夜3時まで、

   19日は、朝日新聞の崔君と会い、

         「しめしめ今日は午後11時30分には終わるだろう」

         とほくそ笑んでいたが、

         崔君が緑君の話題をもちだしたことで、

         「じゃ、紹介しようか? 中州にいるだろうから、お茶でも飲む?」

         「本当ですか!」

         と言うことになり、

         人徳者の緑君が、かなり気を使ってくれた結果、

         お茶を飲むはずが、酒を飲むことになり、

         それが終わったのが

         20日の早朝5時!

だった。


出張期間の4日間、レンタカーを借りていたので、その疲労もあった。

フライトは、午後8時45分。

時間をもてあましていた我が輩は、

疲労を取り除くため

福岡空港から車で5分程度の万葉の湯という温泉スパに立ち寄った。

ここは湯布院や武雄温泉の源泉を毎日トラックで運んでいるらしい。


「美湯も有り!

 明智君! ボチは人生をエンジョイしているよ!!」

とご満悦の硬派感傷主義。 


すると、

20代の若いパパさんが、

1歳程度の赤ちゃんと湯船に入ってきた。


「かわいいですね!」

我が子とを褒められて嫌がる親はいない。


若いパパさん、

照れながら

 ニコッ

と、how many いい顔だった。


我が輩は、

「やぁ~、赤ちゃんを見ると、

 うちも、もうひとり、チビがほしくなるんだよなぁ」

と思うと同時に、

「パパさん!

 あまり長くお湯にいれてると、

 赤ちゃんが気持ちよくなって

 ウンチをもらしますよ」

とアドバイスした。

「あっ、そうですか。どうも」

と、若いパパさんは、

我が子を自愛に満ちた眼差しで見つめていた。


「良い光景だなぁ」

と思うと同時に、

「貴明は、だいじょうぶだろうか・・・」

と心配になった。


というのは、チックアウトした10時頃、

ホテルのロビーでメールをチェクしていたら、

妻から

「貴明の調子が悪いです。

 保育園も休ませました。

 保険証が見あたらないので、病院にいけないのですが」

という主旨のメールがあったからだ。


いくら心配しても、福岡からではどうにもならない。

羽田到着後、

事務所によってメールを再チックしたら、

「保険証がありません。

 貴明は、のどを痛がっており、扁桃腺かも知れません」

と短いが、

「親心をゆさぶる!」

メッセージだった。

いくら心配しても、東京からではどうにもならない。


だが、

 ーどうにもならない!

かも知れないが、

 ーどうにもならない!

ことをあえて知りながらも、

「やはり我が子が心配だ!」

と心が揺れるのが、

「日本が世界に誇る!」

 親バカ

の真骨頂なのかも知れない。


「貴明、

 アップニャ?(痛いか)

 アッパ(父)ド(も)   

 アップダ(痛む)」