最近、

 ーいじめを苦にした子供の自殺

が問題になっている。


(またか・・・・)

と思うのは、

我が輩がワルガキの頃も、

そして成人に達した頃も、

 ー子供の自殺

が社会問題になったからだ。


客観的にみると、

 ーマスコミ報道を通じて連鎖的に起こる

ような気がしてならない。


昔と今との子供の自殺の相違点は、

現代の社会背景が、

 ー大人のイジメが当たり前

になっているということか。


一部の経営者だけに都合の良い、

 ー能力主義

だとか、

 ー成果主義

だとか、

 ー所得格差

だとか、

 ー終身雇用廃止

だとか、

 ーサービス残業強要

だとか、

挙げ句の果てに、

 ーリストラ

するのは、明らかに、

 ー大人へのイジメ

であり、

その結果として、年間3万人(だと思うが)の自殺者がいるのかも知れない。


子供の世界が、

大人の世界を鏡にしているということを鑑みれば、

上記の

 ー大人のイジメ

を協力に推進してきた日本政府が、

 ーたいへんだ! たいへんだ!

とさわぎたて、

 ーイジメをした子供の罰則強化!!

を誇らしげに、

ヤンキーか何だかわからないが、

子育てをしたことのない者に

発表させるのは、

いささか滑稽を通り過ぎており、

可笑しくって前歯が抜けそうなのが

硬派感傷主義だ。


たとえばだ。

 ーイジメをしたガキ共を懲らしめた

と仮定して、

そのガキが、自殺したら誰が責任を取るのか?

まさか、

ワルガキに対しても

 ー自己責任だからやむなし

と言えるのか?

ヤンキーせんせいよ!


死刑制度があっても殺人が減らないし、

警察官を増やしても犯罪が減らないのと同じように、

「刑罰を強化しても、イジメは絶対減らない!」

と法務省の中心で叫ぶことができる。


他方、

 ーイジメも家庭の問題!

だと言う国家議員センセイや

大学のセンセイや

著名人のセンセイもいるが、

忙し過ぎて家庭を顧みる余裕がないチミタチは、

果たして、

本当に、

真摯に子育てをしたの?

と聞いてみたいのが、硬派感傷主義だ。


パブロンの宣伝に出ていた女優の三田某の息子が、

覚醒剤で再逮捕された際、

彼の貯金通帳には、

 ー5千万!

もの現金がプールされていたらしい。

彼は子供の頃から、

多忙な両親の都合で、

他人に育てられたらしく、親の愛情に飢えていたのかも知れない。

つまり子供には金ではなく、

 ー子供のために時間をつくり接するという愛情

が重要なのだ。


上記のセンセイのみなさん!

あなたはどうなの?

似たようなことをしているのではないでしょうか?

ひるがえって一般家庭を顧みると

上記の「競争原理」とやらの推進で、

親たちは戦々恐々、

有給どころか、日曜日すら休めない状況に追い込まれているらしい。

これでは、心身共に疲れ、

子供に愛情を注ぐよりも、

職場でのやりきれない思いを

自分の子供に対し、八つ当たりしてしまうのではないか?


そして、

いじめっ子の親は、かなりストレスがたまっており、

それが身近な自分の子供に伝播して、

いじめがエスカレートしているのではないか?

と思うのが、

硬派感傷主義だ。


つまりだ。

 ー大人のイジメの蔓延が、子供のイジメをエスカレートさせている!

のだ。

これはひとえに日本政府の政策の帰結ともいえる。