我が輩お気に入りの

横浜グランド・インターコンチネンタル・ホテル(横浜のシンボル的ホテルで帆船の形をしている)

最上階の高級中華料理カリュウにおける

第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会親睦会。


集まった選手達は、

なかなか血色が良かった。

笑顔でありながらも、

誰しもが

 ー虎視眈々と優勝を狙っている!

のがわかる。


昨年の親睦会は、

全日本大会終了後に行ったこともあり、

気が緩んだのか、

あるいは、

酒の飲み方を教わっていないのか、

もしくは、

若気のいたりか、

 ー急性アルコール中毒・救急車病院行き事件

が勃発した。


高級絨毯が汚れ、

倒れた会員を拭くべく

場末の飲み屋の安いお手ふきを使う感覚で、

ホテル備え付けのレースのタオル等を遠慮無く

 ドバドバッ

と使う姿を見ながら、

我が輩は、ふと、

本人の容態も大変心配しながらも、

(いったい、この絨毯と高級タオルが、いくらだか理解しているの?! チミタチ!!

 しかるべき場所でのたしなみも教えねばならないのかぁ~)

と冷静になるのが、

硬派感傷主義。


この

 ーカリュウ前代未聞の珍事

でありながらも、

我が輩が常連であり、

カリュウ・スタッフとのコミュニケーションも充分なこともあり、

しかも、我が輩が、

後日、菓子を持参し、

(これも、JTA会長の責務なのだなぁ~)

と思いながら、

詫びをいれにいったことで、

穏便に済ませてもらったという経緯がある。


あれから1年。

昨年と同じスタッフが、

「あれから、もう、1年経ったのですね」

「はやいですね~」

「そうですね~」

と感慨深そうに言うものだから、

「そうなんだよ~、はやいんだよ。時が経つのは。こうやって人生も終わるんだよね~」

と硬派感傷主義節に、

大笑いのスタッフだった。


(やった! 受けた!!)

と思うわけではないが、

今年の親睦会は、

昨年の反省もかねて酒無しの純粋な高級中華の堪能会となった。


次いでJTA総会。

内容は公開できないが、

JTAの来年度の方針および

全日本大会を明日に控え、

 ー支部長達の意思統一

をはかるのも、

JTA会長の職務だ。


なにせ営利企業のように、

 ーこれをやればいくらもらえる!

という世界ではない。

そういう経済的見返りを求める人は、

もともと武道団体の支部長になってはいけなしい

「いわんやJTA総会という場にいてもらいたくもない!」

というのが、硬派感傷主義だ。


二つの行事を終え、

解散した後、長崎から廣川や高知の古谷らを伴い

再びインタコンチーへ。


廣川の彼女も長崎から休暇を取って来たこともあり、

(これは横浜観光をさせないとなぁ~)

義務感に似たものが、

 ふつふつ

とわき上がるのが硬派感傷主義だ。


というわけで、

我が輩は、

ヘトヘト状態であり、

かつ明日大切な全日本大会を控えていながら、

河ベンツで

 ー硬派感傷主義ツアー・横浜は、ここに行け!

のツアーコンダクターとなり、

解説するのだった。


いついかなる時も、

 ー地方支部長を誠意でもてなす

のが、硬派感傷主義だ。