10月組手総見。

JTA最大のイベントである

第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会を約1か月後に控え、

選抜選手として選ばれた選手達が参加した。


技術的には、

パンチの強打に対するクリンチやバッティングに対するディフェンス、

蹴りのカウンターに対するこめかみガード等を徹底した。

 

参加者の目は、例外なく

 ー戦士の目

をしていた。


こういう熱い眼差しを一身に浴びれば、

「みなの者! いざいざ! 出陣じゃ!!」

というわけではないが、

蹴美技術向上を使命とするJTA宗師範としての薫陶は、

ほぼそれに近いものがある。


我が輩は、

昨日、マルハンの韓会長と会い、

彼が30年以上も前の42歳の頃、

破綻し、

  ー60億円の負債

をかかえながらも、

信義を重んじ、

逃げずに闘って勝利したエピソードを披露し、


「古今東西、成功を勝ち取る人間は、強靱な精神力をもつ。

 誰がなんと言っても、一度、決心したことは成し遂げようとする強固な精神力をもっている。


 ところがだ。

 失敗する人間、信義を軽んじる人間は、常に、その逆だ。

 かならず、

  ーいいわけを考えて、逃げ道をつくっている。


 みなが、どちらになるかは、これからの精神力如何にかかっている。

 仕事があろうが、就職活動があろうが、逃げ道をつくってはいけない。

 JTAテコンドー家として、己を鼓舞し、向上心を高めて、

 後楽園ホールで会おう!」


「はいっ!」

「ハイッ!」

「はい・・・」

「ハイ・・・」

「・・・・・・」

と全員が意気軒昂ではなかったのが、少々気になった。

(きっと仕事が大変なのかも・・・)

と思ったが、

今からでも遅くはない。


JTA選抜選手達よ!

己を鼓舞して、精神力を高めよ!