こんにちは、七海類治です。

先日こんな記事書いたのですが・・・。
【悲報】国鉄バス「駅前」停留所が・・・。←クリックすると当該記事に飛びます

 

そう、川前駅入口にあった「駅前」バス停跡

 

腐食が激しくいつにでも取れるのでは?という感じでしたが・・・。
GW明けに無残にもとれてしまいました><

このまま風化するのもアレだと思ったので・・・。

許可をいただき駅前ふれあい交流館min-nanoに展示しております。
その「紹介POP」をつくらないとな・・・ということで手を付け始めた「駅前」停留所。。。

ということで、【川前調査隊】 

今回の本題は、川前のバス路線事情…。
そしてこの「駅前」のバス停はいつごろ活躍していたのか?

まずは【川前のバス事情】・・・
これは結構すぐに出てきました。
まずは最盛期にはこんな感じでありました。

これ以外にもいわき方面行のバスもあったといいます。

これら路線は昭和40年代から徐々になくなり、路線が短くなり、果ては平日のみ運行になりそして最後に残った常磐交通のバスが2000年前後に廃止になりいまでは全くバスが走っておりません。

【いつごろ活躍していたのか?】

さて、問題は川前駅前にある「国鉄バス」の駅前停留所・・・。
川前駅前の国鉄バスは「桶売線支線」しかなくおそらくそれ専用のバス停だったと思われます・・・。

 

桶売線・・・
国鉄バス磐城北線として1953年に運行開始、だんだん区間縮小され1995年に廃止された・・・。
とウィキ先生はおっしゃっておりました。

…というところから聞き込みを開始していきます。。。
Aさん「95年?とんでもない、全然前になくなってると思うぞ!」
Bさん「そんな路線あったんだ!」

Cさん「学生時代に使ったことあるけど、10年ぐらいしか走ってなかったような・・・」
Dさん「駅前の散髪屋(今は廃屋)(バス停前にある)で乗り降りしていたなぁ」

 

当初純粋に1953-1995までかと思っていたが、いやまてよ、あの「国鉄バス」看板はそのまま残さないか。。。
ということは分割民営化の前、手書きの表示を考えると70年代、それ以前の可能性すらある・・・!
 

そして川前駅前から宿(しゅく)←大出商店前の道は今でこそ舗装され車で行くには快適ですが、当時は砂利道で旧道で「よくこんな所とおってたなぁ」と口をそろえて言われる始末。。。
噂で聞いて履いたけど相当スゴイ道だったらしい・・・。

ちょっとまった、なんか相当レアだった路線かもしれない。。。



ということでもう一回パソコンで調べてみる・・・。
国鉄バス路線名称館←クリックするとサイトに飛びます

ここのサイト調べによると・・・。

桶売支線である「宿(しゅく)~川前」が1957年にはなく1971年にはある。

 

資料が飛び飛びなので何年から何年というのがわからなかったが・・・。

 

ここまでの推測をまとめてみると・・・。
1953年 磐城北線 桶売線運行開始
1957年 桶売支線 まだ運行してない

この間  桶売支線 運行開始
1971年 桶売支線 絶賛運行中

この間  桶売支線 廃線
1987年 国鉄分割民営化
1988年 国鉄バスからJRバス関東に継承
1995年 磐城北線 桶売線廃止

「1971年(昭和46年)を中心に1958年(昭和33年)~1987年(昭和62年)の間の10年程度」
(どっちかというと昭和30年台寄り)
「主に昭和40年代(1965~1975)」に活躍していた路線で間違いなさそうです。

 

活躍期間は短かったものの川前を半世紀以上見続けたバス停跡・・・。

 

腐食が進み、遂に落ちてしまいましたが、これからはmin-nanoの中から川前を見続ける予定です・・・。

こんな案内板も作りましたので、遊びに来た際確認してみてくださいね^^