7年ぶりに新譜買った話 | カワキドのブログ

タイトルの通り、7年ぶりに新作のCD買った。

 

 

音楽CDとか映画DVDとか、数千円の投資に対して自分の人生に与える影響が小さ過ぎるって感じるようになってから買わなくなった。

昔はミュージシャンのCDを一生懸命集めていたが、コレクションしようがその人について詳しくなろうが自分自身何か身につく訳でも無く金と時間とエネルギーの無駄と思うようになった。

きっかけは学生時代にバイクに乗り始めてCDやDVDなんかに金使ってる余裕が無くなっただけなんだが。

同じ時期に沼に片足突っ込む程度にハマっていたオーディオもきっぱり足を洗った。

3万円のイヤホン(最近の高級イヤホンは10万オーバー当たり前みたいだけど当時は3万前後で世界のトップメーカーのハイエンドが買えた)にポタアン(ワイヤレスの時代では死語か?)噛ましてたのが自分でも信じられない。今は980円のイヤホンで満足している。聴けりゃなんでもええ。

気が向いたらまだニッチで楽しかった頃のポータブルオーディオ事情についても書こうか。

 

 

生活環境の変化で公共交機関の乗る機会が無くなり、車も手放して音楽を持ち出す機会自体が無くなった。

バイク?俺は"雑音"を入れない主義なので。

音楽は自室のパソコンデスクに座っている時しか聴かなくなった。

自分のライフスタイルの変化に合わせるようにYoutubeに公式でアップされ、定額のストリーミングや1曲だけダウンロード購入というのが当たり前になっていった。

 

 

3年くらい前にたまたまYoutubeで見て以来なんか気になった。

都会には死んでも住みたくないが夜の東京の街っていいよね。

もう非公開になってしまったが「トレモロ」という曲のカバー(?)も好きだった。

恐らく著作権的な問題で非公開になったんだろうけど、そういう所から新たな才能が発掘されるのも昔じゃありなかったし俺もこうやってアンテナに引っかかる事は無かっただろう。

難しい話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

機械においても"作る"事に才能が無い自分にとっては、曲はもちろん映像として永遠に残るものを作った人達を尊敬するし羨ましいと思う。

5秒使って調べたら映像監督のホームページも出てきた。CDだけじゃ知れない裏側を知れるのはまた楽しいね。

 

 

 

 

そんなこんなでネット上で3年程チェックしていたのだが、最近Youtubeで公開された曲を聴いて7年ぶりにCD購入に至った。

上手く説明できないが、今自分が感じている色んなものに対するもどかしさとシンクロしたように思う。

久しぶりに突き刺さった。このもどかしさに折れずこの世界で日本一になるという決意を忘れない為と、自分よりも若く才能溢れる人を応援する意味でこのCDを買った。

これはコレクションじゃない。忘れた頃にこのCDが押し入れから出てきてくれればいい。

 

 

記事にしたのは、別にこの人の魅力を語りたい訳じゃない。マイナー音楽の発掘や古参自慢したところで自分の糧になるものではない。

今の自分にコレクション癖やマイナー音楽の発掘に全く関心が無いのは、幸運な事にとっくの昔に経験してしまったからである。

一世を風靡した歌手をたまたまデビューした時から追っていて、新曲が出る度にCDを買っていたので初回限定版というやつを全て持っていた。

世に名前が広まった頃には自分が好きだった頃とは音楽性も変わって興味を失っていたので、全て売り払ったらどえらい金額になって都合良く日本一周の資金に追加された。

新品を1000円ちょっとで買ったLPが2万円になって、コレクションって愚かだなぁと思ってものを集める事をしなくなった。

希少価値に金を払っても、それを生み出した人は1円も儲からないんだぜ?ダウンロード購入で金落した方がよっぽど立派なファンだと思うけどね。

 

 

 

ついでなので過去に発売されたCDも一緒に買った。

Youtubeばかり観てると映像ありきになりがちだけど、久しぶりに歌詞カードの文字を見ながら聴くと良いもんだなと思った。

CDで聴くと音の違いに驚かされる(笑)

足洗った今手元には大した機器は残ってないんだけど、それでも結構違うもんだな。

最近のBluetoothは飛躍的に良くなっていると聞くし、10年ぶりにオーティオ環境を更新してみようかという気になっている。

 

 

 

ちなみに7年前に最後に買った新譜はこれ。我が青春であり今でもよく聴く。

初任給で買ったものってこれかもしれない(笑)

学生時代一緒にドハマりしていた奴は今でも親友だ。

 

 

これも7年前に買ったCDと、日本一周中に北海道にいた時にたまたまインストアライブが苫小牧であって見に行った時に買ったCD。

メッセージもお願いして書いてもらって、旅のお守りとして携帯した。

ケースにヒビが入ってサインも湿気で滲んでしまったけど大切な宝物だ。

 

 

未だにCDが売れなくなった事を嘆く連中もいるが、音楽の聴き方が変わっただけの話だろう。

CDが売れるのと配信で売れるのとどっちが儲かるのか俺は知らんけど、知って聴く機会が増えた事は消費者側として良い事だと思う。

俺は貧乏でケチなので金の使いどころをめちゃくちゃ選ぶし、一生持っておくものとしてダウンロード購入より高い金を出してCDを購入した。

自分にしかわからない当時の記憶という付加価値を封じ込めて初めてCDを"モノ"として持つ意味が生まれるのではなかろうか。

 

 

 

まだ22歳かぁ・・・

もはや嫉妬に近い感情で尊敬する。俺が好きな事で名を轟かせるにはもう少し時間が掛かりそうである。

 

気になった人はチェックしてみて欲しい。

 

ところでアサキから4s4kiに改名したのはどういう意味があったんだろう?4=aなのはわかったけど。

5秒使って調べてもわからなかった。まぁ別にわからなくていいけど、情報発信が容易でどんどん早くなっていく現代ならポロっと本人から語られるかもしれないと思うと楽しい。

 

「おまえのドリームランド」は"僕"と"女の子だもん"という男女の視点だったので意味が気になっていた。

5秒使って調べたら本人から語られていた。

正確なソースをどう解釈するかは個人差があるし、どうこう語るのは野暮である。
とにかく、技術か進歩したおかげで音楽の楽しみ方が広がってよかったと思う。
次も楽しみである。