ZX-10の作業は一旦辞めてR&Pを整備。
まずは夏タイヤに交換。今シーズンは雪がほとんど降らずR&Pの出番は少なかった。
通勤もカタナばかり使っていた。
まぁ年末にキャブのアイシング問題が発覚したので、降らなくて助かったくらいだ。
しかし、雪が降らなくても塩カルにはやられるもんである。去年9月に買った時は42年前の原付とは思えないくらいの極上車だったのに半年で年数相応になった(笑)
汚いのは別にいいけど、エキパイに穴が開かないように塗装でもしとこうかな。
さて、今日は予備エンジンを分解してみた。
去年知り合いからノーティダックスのエンジンを貰っていた。
不調で降ろしたとの事だが詳しい事は不明。
まぁこんなもん直せるだろうと、こいつをベースに80ccくらいのエンジンを組むことにした。
分解前に圧縮を測っておいた。
R&Pのエンジンは1.2Mpaくらいあったのでちょっと低い気もするが、手で押さえながら無理やりキックして測ったのでイコールコンディションとも言えない。まぁ参考程度に。
そうそう、やっとコンプレッションゲージを買ったんですよ。
東洋テックのGU-53C。高級品ですぜ。
安いのにするか悩んだんだけど、計測器具は妥協したくなかったので。
正直、ブルドン管ゲージとホースでなぜ3万円もするのか意味が分からん。
特殊工具なら腕でカバーすればいいけど、計測器具となるとどうにもならん。
ブルドン管なんていずれ狂うから安物買ってゲージだけ年数経ったら交換が一番いい気がするけどね。
東洋テックのブランドネームとMADE IN JAPANのラベルに金出したようなもんだ。
ただの自慢でした。俺がこんなもの定価で買うはずがない。
たまたま新品未使用を見つけて反射的に買ってしまった。
一応底辺エンジン屋なので分解するのは大した事じゃないんだけど、普段OHVしかやらないもんで久しぶりにOHCを触ったらなかなか面倒だった。
OHVはクランクの位置気にせずにヘッド外せるから楽なのよ。
そういやバルブクリアランス見とくの忘れてたな・・・分解しただけでは特に問題無さそうで困っている。
前の持ち主がカムチェーンテンショナが緩まなかったと言っていたが普通に緩んでしまったし。前の持ち主もこういうのは慣れている人なので凡ミスは考えづらいのだが。
まぁ不調の原因がエンジン自体にあるとも限らないので、必要な部分を確認しながら組んでいけば問題無いだろう。
この前縦型エンジンの諸元をまとめてみたんだけど、R&Pよりノーティダックスの方が馬力出てるのは驚きだった。
まずますノーティダックスが何を目指したバイクなのかわからなくなった・・・
R&Pの5速はCB50から来てるもんだとばっかり思っていたが、その前にXE50とノーティダックスで4速になっている。
理由は色々想像できる。HY戦争とかHY戦争とかHY戦争とか・・・
とりあえず今の目論見はノーティダックスの4速エンジンをライトボアアップして低速&少ないギヤチェンジで楽に走れる仕様にする事。
欲張ってカムやらヘッドやらに手を出すと金も時間も掛かる。
え?XE75あたりのエンジンに載せ替えた方が早いって?
そんなんわかってるけど、クランクケースに打ってあるエンジン型式と違うもの載せたらダメでしょ。
車検が無いから何でもしていい訳じゃない。保安基準というレギュレーションの中で戦うから面白いんだよ。
ルール無用の原付沼なんて興味ないね。