■レコードプレーヤーの復活と修理

 高校入学祝に買ってもらったTechnicsのフルオートレコードプレーヤーが

壊れてしまいました。

 専用ICが故障と判明したのですが、そのICは既に製造中止で流通在庫のみ

となっていました。値段も結構な価格です。

そこで、修理はやめて、新しくレコードプレーヤーを探すことにしました。

 

当方は、カセットデッキ派なのでテープへダビングするために便利な

フルオートレコードプレーヤーを探すことに・・・・

 

目に留ったのが、DENONのDP-37Fです。

外観は綺麗でしたが、アームの動作不良で動作しませんでした。

もう1台同じものを入手して2個1にて復活させることにしました。

 

メイン基板のマイクロコントローラーを交換しても治らず、

メイン基板自体も相互に入れ替えしても治らず、

結局、原因はサーボコントロールユニットでした。

CdSセル 光センサーの一種で光の強さにて抵抗値が変化するという素子

で、秋月電子通商さんより、これはと思うCdS素子を入手して交換しても

治らないので、サーボコントロール基板一式を入れ替えして治りました。

DP-47Fのサービスマニュアルはダウンロードできるサイトが外国にあるのですが、

DP-37Fはありません。

・CDS1が、インサイド/アウトサイド検出用

・CDS2が、リセット/エンド検出用

・CDS3が、30/17サイズ検出用

となっていますが、デジタルの論理回路への入力ではなく、

アナログのオペアンプ作動アンプ、非反転アンプ、反転アンプに入力されており

基準電圧と比較したりと複雑なことをしているようです。

 

修理は困難なので、基板一式を交換です。


CdSセル交換にて修理完了。