■追加メーター模索
 当方のXJR1300は、
オルタネータートラブルに悩まされた経緯があるので、電圧計は必須と考え、安価な仮電圧計を取り付けしていましたが発電状態により
デジタル表示がコロコロと微動するため、
認識しずらいため、本格的な電圧計を探すことにしました。

 

 候補としては、ヨシムラ・PRO-GRESS2 マルチテンプメーターが上がりましたが、
バイクの様な機動性重視の乗り物は、瞬時に状態を把握できるアナログメーターを探すことにしました。

 車用のアナログメーターを取り付けすることを考えφ52mmのメーターが、
取付可能かどうか?検証しました。

■取付検証
φ52mmメーターと同じ大きさの
円柱を紙で制作して、取り付け可能箇所を模索します。
追加メーター取り付け検証1.JPG追加メーター取り付け検証2.JPG

φ52mmメーターが、オートバイに最適だと解ったので、警報機能付きのメーターを探します。
■適合品の入手
 今回、新たに見つけたのが、
AUTO GAUGEメーター548シリーズです。
 このメーターは、電圧計も油温計も警報機能の設定とピークレベルの確認も出来る優れものでした。
 
 今回は、AMAZONにてAUTO GAUGEメーター548シリーズを購入しました。
AUTO GAUGE購入.JPG

 AMAZONより、
AUTO GAUGE548シリーズが到着しました。
AMAZON倉庫からの直送なので、注文して2日後に到着しました。
 

■実際の取り付け作業
1日目
取付ステーをどこに取り付けするか検証して、メーター横に超強力両面テープにて取り付けすることにしました。
超強力両面テープ.JPG
■メーターカバーの曲面に合わせて、ステーを曲げていきます。
取付ステーを曲げる.JPG
■上手く曲線に合わせることが出来ました。
取付ステー完成.JPG
■2日目の作業
 フロントビキニカウルを取り外して、
ヘッドライトケース内の配線ハーネスの作業です。
仮電圧計を接続していたため、
オス側端子の準備だけで完了です。
 
XJR1300(RP03J)のライトケース内に入ってきているハーネスの内訳
・赤(緑)・・・バッテリー12V
・黒・・・GND
・茶色・・・ACC(アクセサリー電源)
配線ハーネス.JPG
※AUTOGAUGEメーターの仕様を参考に
結線しました。
1、ホワイト線をACCに接続すると
メーターがホワイトカラーになり、
2、オレンジ線をACCに接続すると
メーターがレッドカラーになります。
3、夜間ライトオンでカラーを変化させる
ことも出来るのですが、バイクは常時点灯
なのでイルミネーションの配線はしません。
 
■追加メーター取付ステーの固定作業です
・左側スピードメーターの横に電圧計用のステーを固定します。
取付ステー取付1.JPG
・右側タコメーターの横に、油温計用のステーを固定します。
取付ステー取付2.JPG
・電源ケーブルを接続します。
油温計への電源供給は、電圧計から分岐配線コネクターにて実施しました。
配線ハーネス2.JPG

■接続完了
取付ステー取付3.JPG
取付ステー取付4.JPG
接続完了2.JPG
■追加メーター類の配線が出来たところで、正常動作するか?メインキーを回して作動確認を実施します。
接続完了カウル取り付け.JPG
良好!油温計メーターには、油温センサーアッシーを接続していないので、アラームが鳴っていましたが
問題なさそうです。

■3日目作業
 油温センサーの接続前に、油温センサー(サーミスター)の動作確認を実施します。
・常温22℃では、8kΩ
・80℃のお湯に入れると、2.5kΩでした。
※センサーは動作することを確認できました。
油温センサーの作動確認.JPG
 
■油温センサー取り付け
この作業が一番大変でした。
21mmプラグソケットが挿入できず、
元々装着されているボルトも外せません。
センサーへアクセスするには、
・マフラー左右取り外し
・エキゾーストジョイントを取り外し
 ※エキゾーストジョイントを
  取り外すには、メインスタンドの
  取り付けボルトが邪魔となるため、
  ナットを取り外してボルトをズラす
  ことで、エキゾーストジョイントを
  取りはずすことが出来ました。
 ※すべての作業をサイドスタンドにて
  実施します。
 
■センサーはR1/8サイズのため、
センサーフィッティングにて対応しました。
付属のセンサーフィッティングはM15の為
使えないため、下記で対応しました。
 
DAYTONAセンサーフィッティング
品番:37513<M16×1.5P>
油温センサーとフィッティング.JPG
 シールは、テフロンシールテープにて対応
※ただし、テンプセンサー自体が
オイルパン内に出っ張ることがなく
センサーフィッティング内に収まって
しまうため、正確な温度検出が出来るのか?
実際に走らせて確認する必要があるようです。

■一応完成 取り付け完了

AUTO GAUGEメーター取付完了.JPG

今度のツーリング時に、
警報設定など実施してみたいと思います。

■ツーリング時での感想など

■電圧計の警報値設定
 実際に当方の現状XJRで走ってみると、走行時での発電電圧は15Vの電圧値でした。
 
※サービスマニュアルでは、オルタネーターの仕様は、下記となっていました。
 型式:DENSO B3G
 公称出力:13.5V 28A/3000RPM
 無負荷調整電圧:14.2V~14.8V
 
※現在当方のオルタネーターは、
 XJR1200用を取り付けしています。
 
ツーリング走行後の状態で、
15V~15.5Vの発電状態となっていました。
エンジン始動直後は16Vの発電状態となっていましたので、警報値は16.5Vとしました。
電圧計15V表示.JPEG
■油温計の警報値設定
※サービスマニュアルでは、オイル温度85℃~95℃となっていましたので
インターネットでいろいろ検索して、
警報値は120℃としました。
 
参考:
XJR1300 RP03J 
オイル銘柄:
カストロールPOWER RACING 10W50
 
外気温1℃での、ツーリング時巡航速度60km/h(誤差20km)の油温表示は
55℃~60℃表示となり、
信号待ちで停車時には、
約80℃表示となっていました。
油温計78℃表示.JPEG
結構正確な温度表示であることを確認できました。