先日発行された長野県の行政本「信州自治」に伊那市が紹介されていた。
伊那市は、合併を機会に庁舎内の整理整頓に取り組んだそうです。

一般の方からすれば「整理整頓なんて、当たり前のことだろう。」と言われてしまいますが、それができないのが、「お役所」です。

どの町村役場に行っても、机には書類が積んであり、書庫に行けば書類があふれている。
書庫の中を覗けば『平成13年度 ○○○係一般文書関係』といったようなファイルがたくさんある。
「一般文書関係」とは、大抵たいしたことない書類が入っている。それを5年以上も書庫にしまって置くのだから、あふれるのは当たり前である。

それを改善したのが、伊那市。
帰宅するときには、机の上には、いっさい物がない。
キャビネットの上には、物を置かない。
書庫の中には無駄なものがない。

「信州自治」の紹介ページの写真を見ると、信じられないような、きれいな机が並び「滑走路」のようになっている。


以前、教育長が企画課長時代(今から7、8年前)に、ある方に「川上村役場ぐらい散らかっている役場は他にないぞ!」と言われたらしい。
確かに。


その教育長の机がこちら。

小さな村役場の悠々日記-教育長机

まさに、「滑走路」のようである。

伊那市や教育長の机ほどでなくても、キャビネットの上には、物を置かない、帰宅するときは机の上は整理整頓されているような庁舎になればと願う。

みんながそんな気持ちになってくれれば・・・。