先日、お知らせした「Xデー」が実施された。

Xデーとは「エコデー」。

エコデーというと分かりにくいが、中身は”ノー残業”で、CO2削減をはかりましょうよという行動。

内容は、毎週水曜日限定で5時15分の閉庁後、後片づけをし、5時30分には消灯、全員退庁するというルール。

初めての試みということで、4時半ぐらいになると、職員がソワソワしはじめた。
「間に合うのか?」そんな焦りが、こっちにも伝わってくる。

そして、5時15分。チャイムが鳴った。

いつもなら、無視するチャイムだが、この日は違った。

小さな村役場の悠々日記-ヨウヘイ

毎日、朝3時から、親の農作業を手伝う『自称プロファーマー』のヨウヘイが、「さやピー」ことサヤカを誘っていた。

ヨウヘイ「さやピ~。せっかくのノー残業なんだからさぁ。どう?今日、俺持ってるからさぁ・・・」と財布を指さすと

サヤカ「じゃぁ。甘えちゃおうかな。」

こんな効果も狙った「エコデー」である。

そして、5時30分。

総務係のミヤちゃんの手で電気が消された。

小さな村役場の悠々日記-消灯
一つ消え、そして、また一つ消え。
たぶん、川上村役場の歴史の中で、5時30分に職員が全員、帰ったという歴史はないのでないだろうか。

川上村役場のまた新しい歴史が誕生した瞬間だった。

あまりの感動に、環境プロジェクトチームの一員である、イズミは「深夜のクラブでDJをするノリP」並みのハイテンションだった。




小さな村役場の悠々日記-見回り
(机の下で隠れて仕事をしている人が、いないかチェックするイズミ)

そして、これが、「エコデー」その瞬間の様子。

小さな村役場の悠々日記-時計











小さな村役場の悠々日記-庁舎

「シーン・・・。」

こうして、「エコデー」ははじまった。


しかし、残念ながら翌日は、5時30分すぎに、廊下や誰もいない村民ホールの電気が点いたままであったが、誰も消す様子はなかった。
マンモス、悲ピー。

まだまだ、職員の意識は低いが、「エコデー」が環境意識への起爆剤となってくれればと願う。