「人の振り見て我が振り直せ」
「振り」とは、姿や服装、行為のこと。
自分の行いというのは、自分ではよくわからないものなので、人の行為の善意を参考にして、悪いところは改め、良いところは自分の手本とせよということ。
類語:人こそ人の鏡
入院中、隣のベッドに86歳の女性が入ってきた。
ちょっと上品な話し方をする人のように一瞬感じたのだが。
「痛い痛い!痛い!」ナースコールで、看護師呼び出す。
「痛いから座薬使って、痛みを止めてください!」
「前の病院でもらった座薬持ってきてるの。冷蔵庫に入れてあるから、すぐにでも座薬入れてください!」
看護師さんは、先生の許可なしに勝手に患者の言いなりになったりはしない。
「担当の先生に確認してきます」
看護師さんは、当然の対応をされてます。
なんと、それが気に入らない様子。
看護師さんへの嫌がらせか?ナースコール頻繁に使う。
食事の時間:「痛くて食事どころじゃないわよ!」
くり返すナースコール。
「ちょっと待っててくださいね」他の患者さんのお世話中らしく、それでもすぐにやってきた。
他の看護師さんに、「30分も待たされた、酷すぎる」嫌味!
リハビリの先生に「一時間も待たされた、どういう教育してるの?ここの病院は!」
担当が変わった看護師さんに「3時間も4時間も待たされたのよ、人を何だと思ってるのかしら」
(あり得ない、そんなに待たせたりはしていない)
お通じが無く便秘の様子。
婆「浣腸して下さるかしら?」
看護師「先生の指示があれば、浣腸しますよ」
結局おむつの中に。看護師さんが丁寧に始末。
婆「嫌なことさせてしまって申し訳ないわ、不愉快でしょうね」
看護師「いいえ、看護師の仕事ですから気になさいませんように」
独り言、婆「お通じがないように、わざと食事しなかったのに、看護師ったらそんな気遣いも分からないような鈍感な人」
担当看護師さんに嫌味たっぷり
婆「こんな思いをするくらいなら死んだほうがいいわ!」
自分が不利になりそうな時、方々で使っているみたい。
婆「死んだほうが楽になるわ、私死にたい」
自分の娘と孫娘に、病院の悪口、看護師の悪口、話はどんどん大きく大げさになって、しまいには嘘まで入り、サッサと逃げ出す母子。
しぶしぶ見舞いに来た息子には、もっと大げさに愚痴まくり
息子は「用事があるから帰る」その一言だけ。
婆「私決めたの!転院するって決めたから、船橋〇病院に言いつけておいて」
その後、ナースステーションの隣の部屋へ移動になった。
耳が遠いのか、大声でしゃべりまくり・・・うるさかった。
「人の振り見て我が振り直せ」
私の「鏡」だったのかもしれない。
笑顔が素敵な看護師さん達、しっかり指導して下さった優しいリハビリの先生、丁寧に説明して下さった薬剤師さん、笑顔で何度も回診して下さった担当医、毎日丁寧に掃除をして下さった掃除婦さん、皆さんと仲良しになって「元気の気」沢山いただき、お陰様で無事に退院させて頂きました。
心から祝ってくださって「感謝」の一言に尽きます。
読んで下さって(人''▽`)ありがとう☆ございます。
ご自愛でお過ごしくださいね