川上英吉のブログ

川上英吉のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
とにかく高圧的な上司なのだ。私は上司と話すとき、いつも天井に頭をぶつけるような窮屈さを覚える。常に語尾が「~だろ。」といった口調で、人の名前も本人の前でこそかろうじて「さん」付けだが、普段は呼び捨てだ。近くにいる誰かに話しかけるときも、基本的に人の名前を呼びかけない。ぶつぶつと話し始めると、誰に話しかけているのかをその内容でまわりにいる部下が判断して、自分に該当すると判断した人が対応を始める。だから常に聞き耳を立てておかなければならないのだ。話す内容も、指示というよりほとんど独り言みたいなことが多く、自分の解釈にいちいち返事を求めてくる。自分の思考から出た脈絡のない話に、すぐに理解して相槌など打てるはずがない。頭の中が無理やり捻じ曲げられるような感覚がするのだ。うっとうしいので、こちらはこれみよがしの機械的な生返事で応酬するのだが、それに気付く気配すらない。それでも、権力というか威圧感からくる恐ろしさがあるもんだから、世間話には対応しなければならないし、非合理的で理不尽な指示であっても上司だから言うとおりせざるを得ない。しかし部下からの評判が下がったところで、上司にとっては痛くも痒くもないのだ。ここはまさに、裸の王様がそのまま王様でいられる場所なのだ。最近、自分の考えとは反対に「そうですね」ということがあまりに多くて、言葉の意味があべこべになりそうな気持ちわるさを感じて仕方がなかった。

 上司の言っていることがでたらめばかりというわけではないし、社会的な事柄に造詣が深い。頭も切れる。しかし、いかんせんどうでもいい。尊敬などするわけがない。この前、いすの背もたれにふんぞり返りながら、こちらを指差して話してきたときには、人差し指を噛み切ってやろうかと思った。出世のために上司の評価を気にしているならまだしも、出世も上司の評価もどうでもいいと思っているにもかかわらず、ここまでストレスを受けてしまうのはナンセンスな話だ。もっと他の世界に足を伸ばそう。流れにあらがっていくことは、体力を消耗することだ。とりあえず今はあの男の下につくしかないのだ。