本日の企画総務委員会では、付託を受けていた「集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し、閣議決定にもとづく法整備等を行なわないよう政府・関係機関に意見書を提出することを求める請願」に関する審査が行われました。


私は、態度を保留とさせていただきました。

その結論を出すに至った理由を(委員会でも述べさせていただきましたが、議事録に載らないようなので)ここに書きます。



「請願第6号の採決にあたり、会派新無所属は態度を保留いたします。以下にその理由を述べます。

「専守防衛」を堅持してきた歴代政権の立場と大きく異なる今回の「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定を認めることは、時の政府の恣意的判断によって憲法の他の条文についても、その解釈を変更できてしまうことにつながりかねません。

憲法の解釈変更にあたっては、事前に国民がきちんと理解できるよう十分な説明をし、国民的議論を徹底的に尽くしたうえで、国民投票を行い憲法を改正するという手続きをすべきだと考えます。

私は、集団的自衛権の行使そのものではなく、そのプロセスが問題であるという認識から、当請願の採決にあたり態度を保留いたします。」



委員会では、自民党・公明党・区民の会が「反対」、新無所属(河井)と民主党が「態度保留(退席)」、共産党が「賛成」という態度であり、採決すべきものではないという結論に達しました。