毎日新聞より転載

臨海部と都心を結ぶバス高速輸送システム(BRT)について、舛添要一知事は24日の都議会代表質問で、計画策定の委託先としてバス事業者など7グループから応募があったと明らかにした。10月末に最大で2グループを選び、2019年度の運行開始を目指す。

 20年東京五輪・パラリンピックを見据え、都は、専用レーンを整備するなどして高速・大量輸送を可能にするBRTの整備構想を打ち出している。中央区晴海の選手村予定地の近くを走り、ルートは16年完成予定の環状2号線・虎ノ門(港区)-有明(江東区)間などを想定する。

 都は、バス会社やコンサルタント関係者など7グループが提案する運行計画などを精査し、委託先となる「事業協力者」を決める。実際の運行事業者は15年春をめどに改めて公募する。【竹内良和】