勝どき・豊海地区まちづくり協議会が開かれました。

議事は「2020年オリンピック・パラリンピック選手村について」。

地域の代表の方々から、地元ならではの貴重な意見や要望が多く出されました。


東京都の澤井招致計画担当課長より選手村の概要についての説明。

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①宿泊施設
②メインダイニング
③④管理施設等
⑤スポーツ施設
⑲セキュリティゲート→豊海小改築計画と整合性をとる
※その他施設については、立候補ファイル45ページ目をご参照ください。
※選手・関係者は基本的に専用バスで移動(環2・首都高など)


その後、中央区の吉田副区長から区の考え方の説明。

●施設が造られるだけではなく、街が残るという点が中央区の特徴。手放しで喜べない。
●選手村跡地として供給される住宅には1万2千人の人口が流入することが予想される。
●上記人口規模だと、小学生1200人が暮らす街。これは小学校2校分。
●晴海にできる街の最寄り駅は勝どき駅(徒歩20分)だが既にパンク状態、交通が課題。
●環状2号線にBRTを頻繁に走らせて都心(銀座・新橋)方面へのアクセス整備を検討。
●7年後といっても時間があまりない。この2年で計画を具体化しなければならない。


その後おこなわれた質疑の主な内容は以下の通り。

Q)環状2号線は豊洲新市場の動脈にもなる。BRTだけで間に合うのか。
A)豊洲は平成28年4月から。市場内にも新たな交通が必要との声がある。お台場→有明→豊洲新市場→晴海→新橋・銀座という軸をつくるのが理想と考える。それに枝をどうつくるかは検討課題。

Q)LRTも検討していたが?
A)LRTとBRTは輸送量に差異があまりない。初期投資がLRTは高く、BRTが適当。

Q)築地市場移転後の豊海倉庫群のあり方は?
A)昭和35年にできたため改築等も考える必要が出てくる。また防潮堤の外側にあるため、盛り土をしなければならないことも考えると、豊海の将来を28年以降に検討しなければならない。

Q)地元としては日比谷線の延伸を求めている。五輪を機に、その働きかけを加速してはどうか。
A)運輸政策審議会などハードルも多く、地下鉄を通すには15年くらいかかる。要望は続けていくが、目の前の交通課題を即効性をもって対応するためにはBRTが現実的。

Q)補助314号線が豊海運動公園に計画されているが変更はあるか。ゆりかもめの延伸は?
A)平成5年に都市計画決定されたものだが、地元区として積極的にやってほしくないと要望している。ゆりかもめは豊洲から晴海・豊海を通り勝どきまでという計画だったが、そんなもの作ってもらっても困る。環状2号線を活用した交通を検討していきたい。