月島社会教育会館で行われました。


今回は工事説明会ということで、具体的な工事の進め方などが説明されました。


質疑応答の時間では

●そもそものコンセプト(どこに問題点があってそれをどうするための工事か)などを明確にすべき

●駅の現状・問題点を本質的に理解しているとは考えられない

●隣接地への対応が不十分

など住民の方からの不満の声が多くあがっていました。


今回の説明会ですが、出席しているのは近隣の住民であることを忘れているとしか思えません。

事業者(都)や施行者(JV)の話は、全て「混雑している時間帯に勝どき駅を出る」側の意見です。

例えば

●改札を出るまでにホームまで人が滞留している

●出口を出るのに誘導員を配置しているが人がはけない

etc...

しかしながら、今日あつまっているのは、その時間帯に勝どき駅から電車に乗って出勤するサイドの方々なのです。

出口を出るのではなくて、その出入口から駅に向かって入っていきたい人なのです。

残念ながら、その視点は全くありませんでした。


また、いままでも協議会など様々な機会があるたびに、地元から晴海側や豊海方面など「出入口の増設」を求める声がありましたが、今回もその要望は聞き入れられることはありませんでした。


2年前くらいから話が出て、都市計画審議会などを経て今月から工事が始まり、4年半後(平成28年3月)に工事が完了します。

ビュータワーに地下鉄出口をつくるときも「こちらにも出る人が分散されると考えている」と回答してましたが、晴海方面に通勤する方でビュータワー出口を利用する方はほとんどいないのが現実です。


今の勝どき駅利用者は1日あたり約8万人。

そして都の想定では、平成30年の利用者を1日当たり12万人と想定しています。


平成28年に工事が完了した時に、出口をひとつ増設しただけでは足りなかった・・・と言わせたくありません。

そのときに、「やっぱり必要だからつくりましょう」では、そこからまた5年以上かかるのです。


私も委員会などの中で出入口の新設を求めてきましたが、まさに「暖簾に腕押し」です(都と区で協議がされていることを切に望みます)。


この勝どき駅が安全に利用される状況を守るためには、小手先の対応ではどうにもなりません。

抜本的な対策を講じる必要があります。


例えば

勝どき駅から晴海トリトンまで地下道を通す

豊海方面に出口もしくは駅を新設する


その対策ができないのであれば、あとは人口増加に歯止めをかけるしかありません。

インフラ整備は行政が後追いではなく事前に最低限行うべきことです。


大江戸線勝どき駅改良土木工事 お問い合わせ先

発注者:東京都交通局 工務事務所 工事第一係 03-3815-7275(漆山さん・井村さん)

施行者:大成・佐藤・大豊建設共同企業体 03-5548-5517(嶋本さん・原田さん)


もし直接お問い合わせがしにくい場合は、私のほうで皆様からの質問を取りまとめ、回答を得られたら公開することも考えています。

メール等でお問い合わせください(ご氏名・ご住所を明記ください) → nextchuo@gmail.com


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