今年最後の環境建設委員会。委員として出席しました。


報告事項は以下の4点。

①自転車利用のあり方検討(中間まとめ)について

②街路樹の倒木に伴う車両損傷事故の損害賠償について

③まちづくり協議会の報告

④地区計画の変更について


自転車利用についての質問が多く出ました。


報告の中では、重点施策として以下の5点を挙げ

1)公共による駐輪場の整備

2)民間による駐輪場整備の促進

3)放置自転車撤去の強化

4)レンタサイクルの導入

5)広報・教育の徹底


そのうち、平成23年度は、以下の点について具体的に取り組むとのこと。

A)レンタサイクルの実施に向け事業スキームを構築

B)駐輪場整備候補地の選定


実は中央区は23区で唯一、公共駐輪場利用料や放置自転車の撤去・返還料が無料なのです!


私からは主にいかのような質問をさせていただきました。

●重点施策5つの選定理由(撤去手数料などはすぐ徴収可能ではないか?なぜ後回しか?)

→まず駐輪場の整備が優先課題。(「停めるとこがなくて放置している」のと、「駐輪場があるのにそこに置かず放置する」のは責任の所在が異なる。)また自転車通行帯の整備などは自転車の車道走行が原則とは言えまだ警視庁でも見解がまとまっていないなど流動的である。

●1月にパブコメを集める予定とのことだが、行政評価の件でも課題があった。対策は?

→区のお知らせやホームページで告知するなど手段が限られている。

●東京駅八重洲口の放置自転車については、鉄道事業者などの協力が不可欠と考えるが?

→平成14年から都も交えて協議してきた。近隣の再開発などのチャンスもふまえながら、バス停など一体的に整備することを検討している。

●駐輪場の利用料を取らない理由は?

→現状の駐輪場を有料化するには設備投資などコストがかかる。まずは駐輪場の整備を優先する。

●レンタサイクルは他区でも導入実績があるが、その課題などは?

→借りる場所と返す場所に偏りが出てきていたり、費用面など問題があると聞いている。

●サイクルシェアリングなどはマンションでの導入など区民に直結するものだと考えるが優先しないのか?

→レンタサイクルやコミュニティサイクルそしてシェアリングなど総合的に自転車利用のあり方を検討する。


また、議題としては、昨日東京都より発表されました環状2号線隅田川橋梁下部工事でダイオキシンが検出されたことを受け、それによる工期スケジュール等への影響や、対策について質問しました。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/12/20lcc200.htm