日本は地震で、そして先の見えない苦しみで辛い立場の人は、世界中たくさんいるのでしょうけど、自分の不幸にどっぷりつかっている人には、そんな世の中のことは見えてこない・・
辛い時に、大声で泣きまくったり、お酒飲んで暴れたり、人に当たり散らしたりして苦しみもがくのは良くない。例えば底なし沼にはまったときにバタバタもがくと、余計泥の中に引き込まれるように、苦しい時にあがきまくるのは余計に状況が悪くなるばかり・・・
苦しい、悲しいの底なし沼にはまっていて、ずーっとその状態のまま、時が過ぎるのを眺めていたような。もしかしたら風が吹いて柳の枝がこちらになびいて、その枝につかまって底なし沼から脱出できるかもしれないし、通りがかりの旅人が私を見つけて、底なし沼から引っ張り上げてくれるかもしれないし・・・そんなことを毎日ぼんやりと待っていました。
先日、リンダが亡くなりました。
それから何日かたって、最後に行ってみた別の獣医からの検査結果のメールが届きました。
もう今更そんなものを見ても・・・と思いましたが、その検査結果を見たら、リンダの病気の謎が解けて、何がリンダを苦しめていたのかがわかって、頭の中のもやもやが少し晴れていく気がしました。
こういう結果なのだから、あの時ああしておけばよかったとか悔んだり、どうしてこうしなかったんだと自分を責めたり、もちろんいろいろ危機的な状態の時、助けてくれたブラジル獣医を責め苛んだりする必要が全くなくなってしまいました。そのメール一つで私は心が救われたのです。あきらめるという解決方法もあるんです。
運命を受け入れることが出来て、少しずつではあるけれど人は立ち直っていかなければ。
こうやって少し長生きしてしまうと、愛する者を見送るのは残されたものの義務なんでしょうから・・・
もなかとるる子とジャスティンだけになってしまった!