ウルグアイ国境の町シュイから、ルート19を車で10分ほど西に行くと、サンミゲル国立公園(Parque Nacional San Miguel)に着きます。その公園内にサンミゲル要塞(Fuerte San Miguel)があります。この要塞は1734年にスペイン人によって建設されました。ヨーロッパ人の植民がはじまった当時、ウルグアイは、家畜をめぐるスペイン人とポルトガル人の争いに巻き込まれ、また後にブラジル帝国とラ・プラタ連合州(アルゼンチン)の戦いの係争地になった歴史があります。そして1828年のウルグアイ東方共和国として独立したのちは、サンミゲル要塞は放置され荒れるがままになりました。しかし要塞の歴史と建築物の価値が再確認され、1933年サンミゲル要塞は再建されました。
サンミゲル要塞の入り口です
花崗岩を積み上げて作られた要塞です
赤茶けて見えるのは岩の表面に生えた苔のためです
入り口の跳ね橋
要塞の中に教会があります
サンミゲルの祭壇がありました
要塞の建物の中は博物館になっていて
兵舎の台所の様子が再現されていました
博物館の中には当時の軍服など展示されていましたが
この軍服は立派ですがとても小さくて私は着れないくらい・・・
昔のウルグアイの人はこんなに小さかったのでしょうか
要塞の四つ角に砲台が設置されていました
こんな小窓から猫さんがこちらをうかがっていました
ここの住人ですね
要塞の上は歩けますが柵も手すりもなく落ちないように・・・
かつての激戦地とは思えないほど今はのどかなミリン湖の眺めです
要塞の全景
要塞の敷地内に当時の車両や機械を収めた資料館があります
兵士の居酒屋の再現
パン焼窯
帰りのバスの車窓からは立派な牛たちが草をはむ光景が見られます
湿地帯で大小の沼があり鳥の楽園です
コロンとした背中のカピパラの群れ