ネットフリックスのお勧め標示で、やたらと五等分の花嫁がUPされており

安野モモヨさん(ハッピー・マニア、働きマンの原作者)の絵柄に似てたので気になって

見る事にしました。

娘が、プリキュアキラキラアラモードを見た後に私が見ていると

「ねぇー何見てるの? ねぇー何見てるの? ねぇー何見てるの?」と言って来るので

「五つ子ちゃんのアニメだよ」と言いました。それでもしつこいので

「新型のプリキュア、5番目の子はキュアパルフェだよ。ついでに言うとあまちゃんにも出てたよ。」

と言うと、娘は「???」「この子がパルフェなのシエルちゃん!?」と不思議な顔をしておりました。

 

内容的には、絵柄が少女漫画(ただ安野さんは少年誌でも掲載しているので)ではなく

少年漫画で、主人公が「俺凄いぜー、モテモテ、ハーレム」的な展開で、少し見る気が無くなったのですが

ヒロインの五つ子ちゃん達が絶望的に馬鹿過ぎるので最後まで見る事にしました。

まずは話の内容と登場人物の紹介です。

 

ストーリー

どこにでもいるような高校2年生の風太郎。風太郎の家は貧乏で、アルバイトを探していた。

学食で、焼肉定食焼肉抜きが一番最安値と気付き一人でいつもの席で昼食を食べようとすると

転校生らしき美少女が座ろうとして、ひと悶着起きてしまう。

「この席は 俺の席・私の席」と、喧嘩になるがお互いに譲らない。

しょうがないので、二人で食べる事にする。風太郎は食事中もテストの復習をしており

美少女は「勉強熱心ですね。」と、風太郎のテストを見ると100点満点。

美少女は「宜しければ、これも何かの縁ですから勉強を教えてください。」と言うも

風太郎は「御免被る」と断固拒否します。

風太郎は家に戻ると、妹が「お父さんが新しいバイトを探してくれたよ。」と言います。

通常の5倍の家庭教師料を払うという条件です。

しかも、その相手が、食堂であった美少女中野さんでした。

翌日、風太郎は中野さんに謝りに行きます。「仲良くしようね!」

ところが中野さんは「優秀な家庭教師が見つかりましたから、あなたはご遠慮します。」と

打って変って醒めた対応をします。

風太郎が「その家庭教師が俺なんだ」と説明しようとすると

中野さんは他の4人の美少女達と友達になったようで相手にされませんでした。

その時に風太郎は、復習用の満点のテストを落すと四葉というリボンを付けた美少女が

拾ってくれます。この子は後に風太郎の幼馴染だという事がわかります。

その時、風太郎がなぜ四葉が付きまとうのか不思議に思うのですが、

可愛いけど残念な子という印象しか残りませんでした。

風太郎が、家庭教師の中野さんの家に行くと、中野さんの周りにいた美少女達がなぜか

やってきます。一花、二乃、三玖という名前らしく、なぜか四葉もいます。

「もしかして、キミ達ルームシェアしてるの?」と風太郎が聞くと

美少女達は、五つ子だという事がわかります。ちなみに中野さんの名前は五月です。

五つ子は勉強が全くできず5人で5教科100点と言う散々な成績です。

風太郎は、依頼主(五つ子の義父)から五つ子全員が赤点にならないように言われます。

ところが、四葉以外のメンバーはみな、非協力的で、意欲がありません。

風太郎は歴女の三玖の心をつかむ事に成功します。はたして、全員の家庭教師をやれるのか

全員の赤点を阻止できるのか、というのが前半の山場になります。

 

登場人物

風太郎

友達がいない、成績が全国でもTOPクラスの優等生です。常に勉強ばかりして

家が貧乏です。変な髪型ですが可愛くて料理上手な小学生の妹がいます。

ルックスは普通らしいですが、声はかなりかっこいいです。

父親が見つけた家庭教師のバイトをします。五つ子相手に苦労します。

実は、初恋の相手が四葉です。

一花

五つ子の長女です。五つ子の仲では一番美人でもてます。スタイルが抜群にいいです。

ただ、ルックスは同じなので、ファッションセンスと着こなしが良いのだと思います。

アルバイトで女優の仕事をしており、勉強をする気がありません。

 

二乃

次女です。ギャル系で、早速、学校カースト上位の友達とつるんでいます。

ですが、女子力が非常に高く料理上手で、お嫁さんにしたら一番いいタイプです。

姉妹思いで、風太郎を家から追い出す事しか考えておらず。前半のラスボス的存在です。

 

三玖

歴女で、オタクが一番大好きなタイプのおっとりとした、大人しいタイプの女の子です。

いつもヘッドフォンをつけております。特技は返送で、五つ子の物まねが得意で

一花や四葉の変装をして風太郎を惑わせます。前半のヒロイン的存在です。

 

四葉

基本的に脳筋馬鹿です。断りにくい性格で、運動部の助っ人を良く引き受けております。

運動能力は姉妹とも同じなので努力家のようです。風太郎とは幼馴染なので協力的です。

実は後半のヒロインでもあります。風太郎の初恋の相手です。

 

五月

風太郎が高校で初めて会った少女です。基本的に自分一人でやろうとするタイプです。

多分、主人公と結ばれるという作者の設定ですが、どう考えても一番目立っていないので

終盤にかけて、強引に結ばれる方向に持って行こうとしているようです。

 

アニメを見た限り、一花は嘘つきで性格が悪い。二乃は人間として終わっている。三玖はメンヘラ。

四葉は馬鹿だけど妹と仲が良い。五月はメンドクサイ。と言う事で

四葉以外は友達となってはいけないタイプだなと感じました。特に三玖はコミュ障で

風太郎はビジネスで優しくしているのにコロっと行く点がもうこいつ大丈夫か?と感じてしまいます。

二乃はただの性悪女で、義父と関係があるのでは?と、思わせる雰囲気でしかありません。

一花は嘘つきで、五月は自己中心的で論外ですね。

四葉は馬鹿な様な感じがしますが、風太郎の妹のハートをキャッチしている時点で

実はこの人が一番頭いいのでは?と感じます。

(実際、脳筋は三玖が風太郎の事が好きだという事を知っての演技だと五月に見破られております、)

 

原作では、一花が馬脚を現したり、二乃がツンデレというかヤンデレで、三玖が独占欲が強い女で

五月は風太郎の事が気になっている事がわかり、馬鹿な振りをしていた四葉が

実は、風太郎が自分の事が好きだけど、独占していいのか葛藤しているという姿が描かれます。

 

なので、単純に少年漫画にありがちな、主人公凄い、ハーレム展開ではなく

サスペンス調でもあり、主人公の風太郎がペルソナ4の主人公風の容貌だけに

この作者は大人向けのサスペンスも書けるのかなと感じます。

 

ただ、恋愛の破綻の順序が1→3と来て、4で終わらなさそうなところ、5が残っている点から

この漫画は主人公と5女の五月が結ばれる前提で描かれているのが見え見えなので

出来れば、あり得ない一花と結婚するか?四葉以外全員海外旅行の航空事故で死んで、四葉が

みんなの分の幸せを風太郎と背負うという展開にしないと私は満足できないと思います。

 

まあ少年誌の限界もありますので、お約束通り、五月と主人公が結ばれてエンドでしょうね。

 

宜しければ、原作やアニメを見てみて下さい。