腸を空っぽにするための下剤服用についてはもう慣れたものである。
何しろこれにて3回目だ。





大腸系疾患の方におかれては見慣れたブツではないだろうか。


嫌だな~とか面倒だな~くらいは思うが、難なく飲み排便し、透明な便にする。



が、手術前日の深夜(厳密に言うと当日の深夜)にお手洗いに起きた時に、泥のような便が出た。
日中には便が透明になっていたのに・・・。


もしかしたら昨日病院食以外にお菓子を買って食べたのがいけなかったのだろうか(本当に緊張感が足りない患者である)

だが、看護師さんにお菓子買って食べてもいいかちゃんと確認して、食事制限はないので良いと言われたはずである。


手術に影響が出るのかなと心配になり、翌朝看護師さんに聞いてみたが大丈夫とのことだった。
うんこのカスが残った腸を切って繋げるなんて大丈夫だろうか。
看護師さんは大丈夫と言ったけど本当に?


少し不安だったがまあ任せるしかない。



そして絶食。


「一週間ほどごはんが食べられないのは辛いよな~どんな感じなんだろうな~」と思っていたが、点滴から常に栄養と水分を入れられているためか、お腹がすくということがなかった。
一日絶食したくらいでは意外と何かを食べたいと強く思うこともない。


もっと辛いかと思っていたが、絶食に関してはこんなもんかと拍子抜けした。



それから、手術前のマーキングが行われた。
どのあたりを切るのかというあたりをつけるものらしい。
それにしてはだいぶざっくりしたマーキングで、これ必要ある?という感じだった(笑)


また、手術の結果次第ではストマ(人工肛門)を作る必要があると説明を受けていたが、その場合にストマを作る位置のマーキングも行われた。



腸でも肛門に近い場所まで切らなければならない場合や、腸の癒着だかとにかく何らかの二次障害的なものを防ぐために、一時的にストマを作るかも知れない、という話だった。



私の肋骨やお腹の何かの位置を触れながら確認し、「ここかな?」みたいな感じでおへそ周りの4か所ほどマーキングされた。


そしてお風呂に入っても消えないように、透明の薄いテープを上から貼られた。




以下にマーキングした腹の画像を載せる。


妊娠線やボツボツのあるきっっったない腹である、閲覧注意↓











白黒で汚さを少しでも軽減。



ストマを作る可能性は低いとは言われているが、いざマーキングをされると少し緊張する。


看護師さんも「十中八九作らないと思うけどね」と言われたが、逆に言うと十の内1,2は作る可能性があるってこと?とドキッとしたり(実際の可能性はもっと少ないパーセンテージだと思うが)



きっと大丈夫だろうと楽観視している自分と、もし作ることになったら大変だな、と不安になる自分がいた。
作らないで済みますように・・・と祈るしかなかった。



また、この日退院する同室の方が去る時に
「◯◯さん、手術頑張ってくださいね」
とカーテン越しに声をかけられた。



私が看護師さんや主治医と話しているのを聞いて、明日手術だと分かったのだろう。
お話ししたことも顔を合わせたこともない一期一会の方だが、気遣いが心に沁みた。

あの方は今も無事に過ごしているだろうかとこの記事を書きながら思い出した。