ハリーポッターを読みました&映画を見ました。
※ハリー・ポッター全7作、および『呪いの子』のネタバレを含みます。
『ファンタクスティックビースト』は含みません。
いやー、楽しかったですね。
斉藤さんはもともと長編が好きで、長ければ長いほどハマるタイプなので、この長さはとても嬉しかったです。
さて、何から語りましょうか。
まずロンのことを語りましょう。
ロンはいいですね。
ハリポタ内のオアシスといえます。
物事を深く考えず、幼稚で、おとぼけですが、グリフィンドールらしい正義感や、家族愛を受けて育ったことを伺わせる純粋な優しさもあります。
優秀な兄たちと待望の妹の間に挟まれて、また、奇跡の少年ハリーポッター&学年一の秀才ハーマイオニーの友人として劣等感を抱えることが多いロンですが、そんな「普通」なところがロンの魅力です。
最終的にはハーマイオニーと結婚しますね。
世間では「ハーマイオニーはハリーと結婚してほしかった」という意見も多いようですが、斉藤さんはこの組み合わせを支持しています。
マグル生まれ(ハーマイオニー)×純血(ロン)という血の混合が物語的に重要な意味を果たすのはもちろんのことですが、それを抜きにしても、純粋にこのカップリングが好きだからです。
19年後、ハリーは「スリザリンに入れられたらどうしよう」と悩む息子に「最も勇敢だった人の1人はスリザリン出身だった。でも、お前がグリフィンドールを望むなら、組み分け帽子はそれを聞いてくれる」とまともな父親らしく息子を励まします。
しかし、ロンは「グリフィンドールに入らないと勘当するぞ」などと我が子を脅しています。
子供からすればこんな父親に勘当されても痛くも痒くもないと思いますし、ハーマイオニーもたぶん「子供がいなくなって一番寂しがるのはあなたでしょ」くらいに思っているでしょうから、ウィーズリー家はこれで平常運転ですね。
ちなみに中年のロンは、ハーマイオニーのオフィスに押しかけていって要領を得ない話を繰り返し、ハーマイオニーに叱られた挙げ句、キスをして「君はトフィーの味だ」などと相変わらずのラブラブっぷりを見せつけるというのんきな生活を送っています。
ジョージの『WWW』のお店を手伝っているということですが、ロンは本当に働いているのでしょうか?
斉藤さんの予想では、
ハーマイオニー「ただいま。あらロン、まさかあなた一日中ソファーに寝そべってたんじゃないでしょうね?」
ロン「そんなはずないだろ!僕は疲れて帰ってくる君のために…アー…何かしようとは思ってたんだけど…今何時?」
ハーマイオニー「そんなことだろうと思ったわ。○△※☆(魔法で片付け&料理)」
ロン「あぁ、君って本当に素晴らしい魔女だよ。僕は今でも君が帰ってくるたびに君に惚れ直してるんだ」
ハーマイオニー「バカなこと言ってないで早く子供たちを呼んできてちょうだい」
みたいに、半分ヒモのようになりながらも楽しくやっていることと思います。
でも、ロンだってグリフィンドール出身ですからね。
魔法のチェスでは自分が犠牲になってハリーを先に進ませたり、ハリーが溺れたときには迷わず飛び込んで助けたりという勇敢なところがありますからね。
いざというときはハーマイオニーと子供を守って勇敢に戦うことでしょう。
(そんな日が来ないことを祈ります。)
さて、次に翻訳について。
翻訳も酷評が多いですが、斉藤さんとしてはそこまで気になりませんでした。
翻訳物はもっと読みにくいものがいっぱいあるので、これくらいなら十分です。
ロンが「驚き桃の木山椒の木」などと言うのがおかしいという指摘もあるようですが、これに関しては、
「迷信深く由緒正しい家柄の母親(モリー・ウィーズリー)に育てられたため、古くさい言い回しがついつい出てしまう滑稽なロン」を演出しているのではないか?
と分析している人がいて、なるほどなぁと思いました。
翻訳というのは感性にもよるので完璧とはいかないのでしょうが、斉藤さんは結構気に入っています。
特に、
「うーいづり」(クィディッチのワールドカップ観戦のために建てたマグルっぽいテントについていた表札。「ウィーズリー」の意。)
「バカ騒ぎ小屋」(バーノンがホグワーツのことを侮蔑したときの言い方)
などは日本っぽくなくておもしろいですね。
それから、話題の一人称。
ヴォルデモート→俺様
スネイプ→我が輩
というのが気に入らない人が多いようですが、そんなにダメでしょうか?
ヴォルデモートは自己中の愚か者ですから、自分のことを「俺様」と言っているあたりが精神的な未熟さとマッチしてますし、
「我が輩」という格式張った風変わりな一人称を使うのは、一時期闇の魔術に傾倒していたスネイプらしいとも思えます。
ロンの一人称が「オイラ」とかだったらちょっとおいおい…となったかもしれませんけどね。
斉藤さん的には特に問題なかったです。
ハリポタの世界は深すぎて何を書いていいか分からなくなりますが、とりあえずスネイプはイケメンでした。
USJのハリーポッターエリアに行くにあたり、ハリポタを食わず嫌いしていた母にとりあえず『賢者の石』の映画版を見せました。
すると、クィディッチの試合中にハリーがホウキから振り落とされそうになるシーンで
「あっ!あそこ見て!スネイクがブツブツ言ってハリーを殺そうとしてる!!!」
と必死になって訴えてきたので、
呪文をかけているのは本当はクィレルなんだよ…
っていうか「スネイク」じゃなくて「スネイプ」だよ…確かに蛇はハリポタでは重要なモチーフだけどね…
と思いつつ、「ほんとだー」と棒読みしておきました。
『賢者の石』と『秘密の部屋』を見た母は、「アズカバンのなんとかも見たい!」と言っています。
中年女性も虜にするハリーポッター、偉大です。
※ハリー・ポッター全7作、および『呪いの子』のネタバレを含みます。
『ファンタクスティックビースト』は含みません。
いやー、楽しかったですね。
斉藤さんはもともと長編が好きで、長ければ長いほどハマるタイプなので、この長さはとても嬉しかったです。
さて、何から語りましょうか。
まずロンのことを語りましょう。
ロンはいいですね。
ハリポタ内のオアシスといえます。
物事を深く考えず、幼稚で、おとぼけですが、グリフィンドールらしい正義感や、家族愛を受けて育ったことを伺わせる純粋な優しさもあります。
優秀な兄たちと待望の妹の間に挟まれて、また、奇跡の少年ハリーポッター&学年一の秀才ハーマイオニーの友人として劣等感を抱えることが多いロンですが、そんな「普通」なところがロンの魅力です。
最終的にはハーマイオニーと結婚しますね。
世間では「ハーマイオニーはハリーと結婚してほしかった」という意見も多いようですが、斉藤さんはこの組み合わせを支持しています。
マグル生まれ(ハーマイオニー)×純血(ロン)という血の混合が物語的に重要な意味を果たすのはもちろんのことですが、それを抜きにしても、純粋にこのカップリングが好きだからです。
19年後、ハリーは「スリザリンに入れられたらどうしよう」と悩む息子に「最も勇敢だった人の1人はスリザリン出身だった。でも、お前がグリフィンドールを望むなら、組み分け帽子はそれを聞いてくれる」とまともな父親らしく息子を励まします。
しかし、ロンは「グリフィンドールに入らないと勘当するぞ」などと我が子を脅しています。
子供からすればこんな父親に勘当されても痛くも痒くもないと思いますし、ハーマイオニーもたぶん「子供がいなくなって一番寂しがるのはあなたでしょ」くらいに思っているでしょうから、ウィーズリー家はこれで平常運転ですね。
ちなみに中年のロンは、ハーマイオニーのオフィスに押しかけていって要領を得ない話を繰り返し、ハーマイオニーに叱られた挙げ句、キスをして「君はトフィーの味だ」などと相変わらずのラブラブっぷりを見せつけるというのんきな生活を送っています。
ジョージの『WWW』のお店を手伝っているということですが、ロンは本当に働いているのでしょうか?
斉藤さんの予想では、
ハーマイオニー「ただいま。あらロン、まさかあなた一日中ソファーに寝そべってたんじゃないでしょうね?」
ロン「そんなはずないだろ!僕は疲れて帰ってくる君のために…アー…何かしようとは思ってたんだけど…今何時?」
ハーマイオニー「そんなことだろうと思ったわ。○△※☆(魔法で片付け&料理)」
ロン「あぁ、君って本当に素晴らしい魔女だよ。僕は今でも君が帰ってくるたびに君に惚れ直してるんだ」
ハーマイオニー「バカなこと言ってないで早く子供たちを呼んできてちょうだい」
みたいに、半分ヒモのようになりながらも楽しくやっていることと思います。
でも、ロンだってグリフィンドール出身ですからね。
魔法のチェスでは自分が犠牲になってハリーを先に進ませたり、ハリーが溺れたときには迷わず飛び込んで助けたりという勇敢なところがありますからね。
いざというときはハーマイオニーと子供を守って勇敢に戦うことでしょう。
(そんな日が来ないことを祈ります。)
さて、次に翻訳について。
翻訳も酷評が多いですが、斉藤さんとしてはそこまで気になりませんでした。
翻訳物はもっと読みにくいものがいっぱいあるので、これくらいなら十分です。
ロンが「驚き桃の木山椒の木」などと言うのがおかしいという指摘もあるようですが、これに関しては、
「迷信深く由緒正しい家柄の母親(モリー・ウィーズリー)に育てられたため、古くさい言い回しがついつい出てしまう滑稽なロン」を演出しているのではないか?
と分析している人がいて、なるほどなぁと思いました。
翻訳というのは感性にもよるので完璧とはいかないのでしょうが、斉藤さんは結構気に入っています。
特に、
「うーいづり」(クィディッチのワールドカップ観戦のために建てたマグルっぽいテントについていた表札。「ウィーズリー」の意。)
「バカ騒ぎ小屋」(バーノンがホグワーツのことを侮蔑したときの言い方)
などは日本っぽくなくておもしろいですね。
それから、話題の一人称。
ヴォルデモート→俺様
スネイプ→我が輩
というのが気に入らない人が多いようですが、そんなにダメでしょうか?
ヴォルデモートは自己中の愚か者ですから、自分のことを「俺様」と言っているあたりが精神的な未熟さとマッチしてますし、
「我が輩」という格式張った風変わりな一人称を使うのは、一時期闇の魔術に傾倒していたスネイプらしいとも思えます。
ロンの一人称が「オイラ」とかだったらちょっとおいおい…となったかもしれませんけどね。
斉藤さん的には特に問題なかったです。
ハリポタの世界は深すぎて何を書いていいか分からなくなりますが、とりあえずスネイプはイケメンでした。
USJのハリーポッターエリアに行くにあたり、ハリポタを食わず嫌いしていた母にとりあえず『賢者の石』の映画版を見せました。
すると、クィディッチの試合中にハリーがホウキから振り落とされそうになるシーンで
「あっ!あそこ見て!スネイクがブツブツ言ってハリーを殺そうとしてる!!!」
と必死になって訴えてきたので、
呪文をかけているのは本当はクィレルなんだよ…
っていうか「スネイク」じゃなくて「スネイプ」だよ…確かに蛇はハリポタでは重要なモチーフだけどね…
と思いつつ、「ほんとだー」と棒読みしておきました。
『賢者の石』と『秘密の部屋』を見た母は、「アズカバンのなんとかも見たい!」と言っています。
中年女性も虜にするハリーポッター、偉大です。